前回、住宅リフォームのWebマーケティング成功法則GANBAAの集客フレームにあたるA(Advantage=競合優位性設計)の概要紹介をしました。今回はN(numbers)です。
[原理原則と一般論]
試行回数(n)✕反響率(r)=集客成果(cv)
Aは反響率(r)を支配する要因で、Nは試行回数(n)です。Nは下記の組み合わせで構成されます。
1)Google等の検索エンジン
2)Google広告などの検索広告・リマケを含むディスプレイ広告
3)snsやブログなどからの記事リンクおよび広告リンク
4)LINE、メルマガ等のプッシュ通知からのリンク
5)GoogleMap(GoogleMyBusiness)からの流入
6)その他ポータルサイト等、諸サイトからのリンク
またN発生のコスト合計を集客成果(cv)数で割ったものがCPA(1件あたり集客コスト)。ここまでは一般論です。
[Nの設計]
弊社は数百社の住宅リフォーム会社の集客のサポートをしていますが、現場では下記X社もY社もいらっしゃいます。
X社:20,000セッション(n)✕0.3%(r)=60件/月(有効cv)
CPA \33,000-
Y社:200セッション(n)✕2.5%(r)=5件/月(有効cv)
CPA \0-
拡大志向のA社は認知浸透度の低いエリアにも進出しているので広告出稿も積極的でCPAの目安は高めでも攻める方針です。こじんまり営業しているB社は近隣のお得意様が多く、エリアの浸透度は高く規模も現状維持ですので、広告費ゼロでも社名検索でサイトセッションも反響(CV)も発生しCPAゼロ円が成立します。このようにNも基本価値拡張の観点で設計されます。Nの設計は経営方針と現状分析の掛け算で導き出します。
[コロナ禍以降の有効なN設計]
コロナ禍以降、GoogleMapの口コミや評価から流入する有効セッションが増加しています。「失敗したくない」という消費者インサイトの現れであり、高齢層の消費者がネットに慣れた結果もでもあります。チラシやニュースレター等単純接触効果の継続による認知浸透度の高いエリア・顧客からの社名検索セッションも合わせて、淡々とNの質と量を向上させていくことが小商圏ビジネスでは肝要です。
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