ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

素直な心の持主になる 8月22日 SHIPの朝礼

おはようございます。8月22日SHIPの朝礼を始めます。経営の神様・松下幸之助氏は、生涯を通じて「素直であることの大切さ」を強調しました。彼にとっての「素直」とは、現実を歪めずに受け止め、変化を受け入れ、そこから学び取る姿勢です。しかし一方で、この「素直さ」を保つことは、人間にとって極めて難しい挑戦でもあります。

成功体験の罠とサンクコスト

人は過去の成功体験に縛られがちです。「前回はこの方法でうまくいったから、今回も同じでよい」と考えてしまうのは自然なことです。しかし、環境は常に変化しています。かつてのやり方が通用しなくなるのは当然です。そこにさらに重くのしかかるのが「サンクコスト」、すなわちこれまでに投資した労力や資金です。「ここまでやったのだから」と固執してしまい、合理的には撤退や転換が正しいと分かっていても、心がそれを許さないのです。

歴史に学ぶ「素直さ」の欠如

NHKの番組「シミュレーション」で取り上げられた総力戦研究所の事例は、その典型です。研究所は日米が戦えば日本が不利になると緻密に予測していました。しかし、国や軍の上層部は「国民世論」や「空気」に押し切られて参戦し、結果は予測通りの敗北でした。ここに「素直でない心」の怖さが現れています。事実を受け止められないと、人は自らの盲点に気づけず、破滅的な判断を下してしまうのです。

素直さとマインドセット――脳は「素直」で動き出す

この「素直さ」の概念は、現代心理学の成長マインドセットと重なります。素直と成長マインドセットは脳を活性化させ、柔軟に未来を切り拓く力となります。反対に、素直さを失った固定マインドセットは脳の働きを止め、判断を硬直化させます。

停滞を招く固定マインドセット

  • 「できない理由」の正当化:前例の有無やリスクを口実に行動を拒む。
  • 外部への不満とフィードバック拒絶:原因を外に求め、学びの機会を閉ざす。
  • 改善努力の軽視:どうせ変わらないという諦めが広がる。
  • 他部署の成功への無関心・冷笑:自分事化せず学びが起きない。

成長を加速させる成長マインドセット

  • 現状を改善の出発点に:常に「もっと良くするには?」と問い、小さく試す。
  • フィードバックを歓迎:他者の視点をヒントとして取り入れ、次の行動に反映する。
  • 工夫と努力を信じる:困難に対して知恵を出し合い、前進を続ける。
  • 他者の成功を学びに変える:調査し、適用し、自分たちの型にする。

まずは現状認識から――盲点を可視化する

変革の第一歩は、自分や自部門がどちらのマインドセットに傾いているのかを見極めることです。会議で「どうすればできるか」という発言が多いのか、「なぜできないか」という言い訳が多いのか。問題が起きた時に「誰のせいか」と他責を探すのか、「自分たちにできることは何か」と自律的に考えるのか――その違いが未来を大きく分けます。

結び――森羅万象・生々流転を素直に確かめる

森羅万象は生々流転し、すべては変化し続けています。その時々の状況を素直に確かめ、成長マインドセットを持つことこそが、固定観念に縛られた盲点を打破し、未来を切り拓く道です。松下幸之助の教えに立ち返り、現実をありのまま受け止める「素直さ」を組織の文化に根づかせましょう。

以上で朝礼を終わります。

6 コメント

Add yours

  1. おはようございます。
    今週もありがとうございました。

    素直であることの大切さ。ご指摘や改善案をいただいた際、素直に受け止めたとしても、前回はこの方法でうまくいったから今回も同じでよい、理解できたから終わり、と行動が変わらなければ成長は難しい。
    チームやお客様に貢献するためには、目標に至る段階に合わせて、自分自身も考え方や行動をアップデートしていくことが必要だと日々感じているため、理解したら行動の言語化もセットにし、癖が付くよう努めています。
    理解して終わりではなく、目指す姿に対してクォーターごとの目標があるため、それを達成するために、自分の三層レイヤーでの役割から、日々考え方や行動を変え、素直であり続けられるようにしていきます。

    • >前回はこの方法でうまくいったから今回も同じでよい、理解できたから終わり

      前回と今回は要素が同じものもあれば違うものもある
      次回も同様
      目線があげないと、違いがわからず、この指摘を素直に受け取れなくなる

      素直と目線を上げることは重なりますね

  2. おはようございます。
    過去の成功体験に縛られて、頭では合理的な結論が出ていても心がそれを許せず行動に移せない。状況は常に変化し続けているので、過去の経験に捕らわれず今置かれている状況を確かめ、素直に受け入れること。成長マインドセットを持って、色々なことから学びとる姿勢を持つこと。
    自分に何ができて、何が足りていないのかをしっかり現状認識していくところから始めていきたいと思います。頂いたフィードバックや打ち合わせの中から得た学びを実践を通じて、より成長に繋げていきたいと思います。

  3. おはようございます

    素直にと思っていても、集中して本気で素直に学ぶ。
    これはしっかりと自分の内面にも気づきを得て実行しないと、
    きいているふり、わかっているふり、素直なふりになります。

    成長できるベースとして、事実を理解し、GAPを感じ、
    どうしたら目標に達することができるか?
    これがあると自分事でより良くする工夫ができます。

    これを素直に進めます
    チームの課題、自分の課題。
    改めてどうだったのか?

コメントを残す

※Emailは公開されません。

*