ビフォーアフター社長日記

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サイゼリヤをレスペクトしなおした 9月1日 SHIPの朝礼

サイゼリヤをレスペクトしなおした

おはようございます。8月28日SHIPの朝礼を始めます。

「サイゼリヤ元社長が書いた 2億人の経営術」を読み終えて、私は大きな衝撃を受けました。これまでサイゼリヤについて「徹底した原価計算によって安さを実現している会社」だと思い込んでいたのです。けれど本を読み進めるにつれて、そのイメージは根底から覆されました。

サイゼリヤの原点は「安さ」ではなく「美味しさ」でした。「こんなに美味しいから食べてほしい」という気持ちが先にあり、実際にお客様に受け入れられて売れ始めると、「もっと安くすればもっと多くの人に食べてもらえる」と考えた。その順序だったのです。つまり、数字やコストの計算からではなく、価値提供からすべてが始まっていたのです。

なかでも衝撃的だったのは、「サイゼリヤには原価計算がない」というくだりでした。もちろん厳密にいえば「当初はなかった」というべきですが、数字ではなく理念を起点にしていたという事実に心を揺さぶられました。通常の経営論では「利益率ありき」で話が進むことが多いのに対し、サイゼリヤは「価値ある日々の食事の提案と挑戦」を中心に据え、その理念を実現するために仕組みやオペレーションを後から磨き上げていったのです。

さらにサイゼリヤは「レストラン版ユニクロ」とも言われます。製造プロセスを原料にまでさかのぼって効率化を進める点が共通しているからです。ただし大きな違いは、ユニクロが外部調達を前提にする部分が多いのに対し、サイゼリヤは野菜栽培にまで踏み込み、完全自前で体制を整えていること。おいしさと品質を守るために妥協しない徹底ぶりに、経営への覚悟が感じられます。

サイゼリヤのことを、ただの安いイタリアンレストランだと思っている人は多いかもしれません。でも、その裏側には、おいしさと安さを生み続ける確固たる仕組みがある。サイゼリヤは魔法ではなく、技術と知恵によって「奇跡の会社」となっているのです。

この一文が示す通り、サイゼリヤの経営は偶然ではなく必然でした。理念を軸に据え、現場で日々のオペレーションを改善し続ける。その積み重ねが技術や知恵となり、結果的に「奇跡」と呼ばれる会社へと成長したのです。

私はこの本を読みながら、自分の仕事の進め方を重ねて考えていました。制作部門を外注に頼ることが多い業界で、私は一貫して内製化を志向してきました。効率や短期的な収益性だけを見れば非合理に思われる時期もありました。しかし、サイゼリヤの姿勢に触れたことで、「正しい順番」が理解できました。まず顧客に価値を届けることを優先し、その後に品質を維持しながら効率化を追求する。この順番こそが経営を持続可能にする鍵なのです。

そして本を閉じたとき、私は強く思いました。
「シップをサイゼリヤのような存在にしたい」と。

サイゼリヤが安さや効率だけを追い求めるのではなく、「価値ある日常」を提供することを中心に据え、そこから逆算して仕組みを磨き続けているように、私たちも顧客にとって価値のある存在・パートナーとしてサービスを提供することを中心に置き、そして全員総出で現場に向き合い、日々アップデートを繰り返しながらお客様に喜んでいただく。その営みが長期的な信頼を築き、結果的に持続可能な経営につながるのだと確信しています。(本書175Pより引用)

サイゼリヤに対して、これまで薄い理解しかしていなかった自分を恥じました。しかし同時に、あらためて深いリスペクトを抱かずにはいられませんでした。

以上で朝礼を終わります。

8 コメント

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  1. サイゼリアのお話しは驚きとリスペクトと、また今進めていることへの確信にもつながりました。

    過去、商品企画、ルール化やフレーム化、時間計測などから入ったときは何度やっても上手くいかず失敗しました。

    自分のなりたい姿、なりたいチーム像が、お客様に喜んでいただくこと。
    そこに向かいメンバーが挑戦し喜んでいただく経験や自分の成長に喜べるようになること。
    これだと確信し覚悟を決めてから数年。

    いつでも第一にお客様の問題解決。
    そのための商品。具体的なゴール、フロー。考え方や仕様。
    落とし込むための仕組み化や工夫。体制や役割分担。

    まずはどのプロジェクトでも誰でも同じ一定の品質と納期で出せるようにすること。
    次は今より品質を上げながら今より速く提供できるようにすること。
    そして次はただの商品提供で終わらないこと。

    サイゼリアをリスペクトし、
    WEB×AIでのブランディング・セールスプロモーション、
    三層構造でそれぞれが行き来し目線を上げ成長する応援文化、
    顧客理解・ストック・再現性でのスマイルカーブアップデートを引き続き行い、
    今期チーム方針の商品競争力を上げ顧客の問題を解決することを体現すること。
    昨年よりお客様の問題解決を行う経験を通じメンバーが成長し、物心両面の満足をつくること。

    決めた方針を残り4ヶ月最大限やりきります。

    • > 過去、商品企画、ルール化やフレーム化、時間計測などから入ったときは何度やっても上手くいかず失敗しました。

      ほんと、必ず失敗しますよね
      経験を重ねて、「お客様の問題・解決を通じて成長する」
      があることを再認識し、残り4ヶ月の今期テーマを追求していきましょう

  2. おはようございます

    本文を読み、なるほど。
    と思いました。
    この価値提供の考え方がサイゼリヤの強さなんだと。

    シップをサイゼリヤのような存在にしたい

    僕もそう思いますし、つながっている顧客をリスペクトし、
    多くの企業を強い状態にしたいと思います。

    サイゼリヤは子供も大好きです。
    よく利用させていただいています。
    「サイゼリヤが近くにあってよかった」という言葉からも、
    その本質が見えてきます。

    改めて、自分を見つめなおし、考え方と行動をアップデートして
    お客様に喜んでいただける状態を作っていきます。

  3. おはようございます。
    サイゼリヤは、「こんなに美味しいから食べてほしい」という気持ちから、もっと多くの人に食べてもらうにはどうしたらいいかと考えて「安くすれば多くの人に食べてもらえる」という考えに至った。
    自分の業務に置き換えると、第一にお客様の課題解決するという目線を持ち、そのためにはどうすれば喜んでもらえるか・価値を感じてもらえるかという考え方で進めることだと感じました。
    自分のスキルを日々アップデートしていき、お客様に喜んでもらえるよう、サポートとしての実力をつけていきたいと思います。

  4. おはようございます。

    サイゼリヤは、利益の計算よりも、「おいしいものを食べてもらいたい」=「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちが先にあった。
    弊社が提供できる価値は何か?揺るがない理念は何か?経営の中心にどんな考えを据えるかで、想いを実現するには?の行動が変わってくる。
    顧客に価値を届けることを優先し、その後に品質を維持しながら効率化を追求する、一見非合理的な行動でも、この順番こそが経営を持続可能にする鍵。

    今は、作業・スキル面での実力不足により「プロジェクトの目的やゴールを意識し続けた制作」と低いレイヤーでの目標に留まり勝ちですが、「お客様に喜んでいただく」「お客様の問題解決を通じて成長し、メンバーが物心両面の幸せを得る」という高いレイヤーの意識をもった仕事ができるようになるため、シップ・チームの考えを自分の中に落とし込み、定着していきます。

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