「一円融合」の教え—対立を力に変える二宮尊徳の智慧
おはようございます。3月19日SHIPの朝礼を始めます。報徳仕法についての3日目です。
私たちを含め、どこの会社でも団体でもよく起こる見解の相違、分断。それはネガティブなことばかりではないのかもしれません。
二宮尊徳という名前を聞いたとき、多くの人は教科書に載っている「薪を背負いながら読書する少年」の姿を思い浮かべるかもしれません。しかし彼の思想の中に、冒頭の感想にもつながる経験に基づく深い知恵があることがわかります。
桜町での試練と「一円融合」の誕生

尊徳が栃木の桜町で村の復興に取り組んでいたとき、彼は強烈な抵抗勢力に直面しました。一時は成田山に身を隠し、じっくりと考え抜いた末に到達したのが「一円融合」という考え方でした。
「すべてのものは互いに働き合い、一体となってこそ良い結果が出る。世の中に存在するすべての物や人には『徳』(長所・美点・価値)が備わっている」
彼は言います。対立する意見や立場があっても、それを排除するのではなく、同じ円の中で共存し、互いの強みを生かす道を探る—これが「一円融合」の核心です。
「同じ方向」より「異なる視点」の共存こそ力になる
私も長いこと「一体化」とは全員が同じ方向を向くことだと思い込んでいました。会議でも「意見をまとめる」「合意形成する」ことに躍起になっていたものです。
でも、「一円融合」という言葉に出会って、ひとつ高い目線を授けられたような気がしました。合意形成をはばむ無言の抵抗も、異なる意見も、その乖離こそが昨日紹介した「荒地の力」なのかもしれないと。
ビジネスの現場で考える「一円融合」
カスタマーサービス業において、お客様の満足は一筋縄ではいきません。あるお客様は迅速さを、別のお客様は丁寧さを求めます。一見矛盾するこれらの要素を、どちらか一方だけ突き詰めるのではなく、バランスよく融合させることで、本当の顧客満足が生まれるのです。
心に刻みたい—対立は分断ではなく未来を創るエネルギー
どんなに意見が衝突していても、多くの場合、目指す最終地点はそれほど変わらないものです。企業なら「成長」、地域なら「豊かさ」、個人なら「幸せ」—大きな目標は共通しているはずです。
対立や意見の相違は、分断の原因ではなく、より強固な未来を築くためのエネルギーなのです。あなたの組織に対立があるなら、それは幸運なことかもしれません。その対立を「一円融合」の視点で捉え直してみると良いと思いました。二宮尊徳がはるか昔に見出した、対立を力に変える智慧がそこにあると思うのです。
以上で朝礼を終わります。
2025年3月19日 at 8:27 AM
おはようございます
一円融合
初めて聞いた言葉です。
お互い尊重し合い、適所適材でチームでしかできないことを達成する
一人の力は小さいが、様々な人が集まって大きな円になる。
イメージができました。
まずは、しっかりとお客様とのコミュニケーションをする。
姿勢は素直・謙虚・愚直。
お客様によって時間軸が異なることを意識して、未来を作るため、
同じゴールを目指す。これを実践していきます。
2025年3月19日 at 9:47 AM
レポートシステム切り替えに伴うサービスの変更も「一円融合」的だと思っています
2025年3月19日 at 9:23 AM
おはようございます。
本日もよろしくお願いします。
一円融合という考え方、とても参考になる感じました。
頂いたご指示やフィードバックに対して、意見が対立するとまではいかずとも、疑問に思ったり、もっとこうした方がいいかもしれないと思う場面があります。そういった時、そのお客様に喜んで頂くためのアクションでならば、積極的に発言してみることでよりいいものを作ることができ、結果として自分の成長にも繋がるかと思います。
逆に、そういった意見を頂いたときは素直に取り入れ、反映する。同じゴールを目指すためにも、一円融合の考え方を大事にします。
2025年3月19日 at 9:48 AM
興味をもったら書籍などにあたって学ぶことです
5分で読んでもらうための文章から自己解釈してわかった気になるのはもったいない