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おはようございます。5月30日SHIPの朝礼を始めます。

私たちのようなサービスをしていると、お客様から「SEOを強化したいのだけど、、」という話がでることはよくあることですが、これに対して「SEOとは？」とやり方の説明に終始したり、「SEO対策がいかに労力がかかるか」を力説したり、「あぁそうですか（思いつきかな）」とスルーしたりすると、近いうちに「御社のサービスは解約します」となります。理由については「サービスへの不満」が語られることは少なく、いろいろとあたりさわりのないことをおっしゃることが多いと思います。そのお客様を担当した人も上司も「お客様が言われたことに、きちんと対応した」と思っていると問題が顕在化することもなくこの現象は繰り返し起こります。

このことを解説したいと思いますが、その前に自分の経験を思い浮かべてください。何等かの目的があって依頼しようと思っていても、親しく信頼している関係の人とこの人はよくわからないなという人とでは、最初の声がけも変わりますよね。信頼している人だと、「◯◯（目的）しようと思っているだけど、何がいいかな？」という聞き方ですし、信頼関係のない人だと「◯◯（具体的なジャンル）はできるの？（あるの？）」とか尻込みするような会話になります。前者の目的をお伝えいただく関係の場合、選択肢がいくつかあることがわかっていて、専門家に対するリスペクトと依頼する気持ちがあります。後者はそれしか知らなかったか、自分で選んだかの差はありますが具象的なことを出し、こちらの出方を探っている状態ですが、以上のような経験はありませんか？

話を戻しますが「SEOを強化したいのだけど、、」は具象的なレイヤー（層）の話題です。この申し出を受けるときに一度はレイヤーを上げて「目的」を確認することです。

「それはあまり予算をかけないで、Webサイトからの良い反響を増やしたいってことですよね？」

Webサイトの投資もけっこう思い切った決断の末だったと考えた方がよいでしょう。「そう、そうなんだよ」というリアクションがあれば、ひとつ上のレイヤーで、下層レイヤーである手段は複数あるので、その会社様に応じたメリットやデメリットを説明して、手段を選択していけばいいのです。

目的レイヤーの上には、更に戦略レイヤーがあります。当社とお客様の関係でいえば、マーケティングの戦略レイヤーのひとつは「デジタルとアナログの予算の比率」があり、ここを時流と事実に即して「デジタルシフト」への合意をとっておくことで、次の目的レイヤーも複数の選択肢に変わります。

5分で読める朝礼ブログなので今日はこれ終わりますが、私達とお客様とのコミュニケーションは３層のレイヤーがあると理解してください。この認識でかなり多くの問題は解決します。

以上で朝礼を終わります。

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