今年一番びっくりしたビジネスニュースが、11月22日に発表されたZOZOTOWNがZOZOSUITSという採寸スーツの無料配布を行うということでした。
前澤社長のツイッター投稿によると「ZOZOSUITは、街頭やコラボ企業経由等、圧倒的な速度で世界中で無料で配りまくり、体重計や体温計のように一家に一台の存在にします」とあります。圧倒的な速度で世界中で無料で配りまくる目的は、世界で一番身体のサイズを知る企業になることであり、それにより試着不要で身体にぴったりのサイズの服をお客様に奨められるようになり、お客様からの返品も最小限に抑えられるようになることだと思います。それが「世一瞬であなたの体型を採寸できます。プライベートブランドでの活用はもちろん、ZOZOTOWNでのお買い物も圧倒的に便利に。川上から川下まで、ボディーデータ利用でファッション産業を新次元に導きます。」(前沢社長ツイッター投稿)ということなのでしょう。
僕が早速申し込みましたが、友人たちと話をしてみると、利便性や面白さを感じて即スマホで申込みした人とプライバシーがオープンになることへの抵抗を話される人と二分されるようでした。さてGOOGLEやAMAZONなどの動きも含め、身体サイズのデータを起点にしたITによる流通の変わりようがとにかく面白くなりそうです。
住宅にとって身体のサイズデータにあたるのは何なのでしょうか?
不動産サイトには販売価格・所在地・沿線名・駅名・土地面積・間取り・建物面積・築年月などのデータはあります。外観写真や内観写真もあります。これはこれで意味がありますが、リフォームや塗装などを含んだ住宅履歴データや3Dデータが一箇所に集められていると、住宅の売買やリフォームなどのときに専門家から適切なアドバイスを求めやすくなります。生活者のより良い住まいと暮らしのためになると思われます。
衣食住といいます。服の次は住宅に革新が現れることが予想されます。
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