キタセツ社はもともと設備の下請け工事業から始まったので、
当初はいわれるがままにどこにでも工事に行く業態でした。
設備にはメンテナンスがつきものなので名簿も整理していました。
あるとき気が付いたらその名簿が5000世帯にもなっていました
。
そこで事務所から近いお客様2000件にニュースレターを送って
みると、そこから直接の反響が生まれるようになりました。
お客さんにとっては近い方が安心だし、
実際何かあったときにキタセツ社としても近い方が対応もしやすい
ので、商圏を絞ろうと決めました。
それが今では半径2Km、持家世帯数8万を自社商圏として、そこでのシェアが約10%になっています。シェアが上がると競合の影響力が相対的に減少します。ラッピングカーやラッピングバイクなどもそのエリア内を行きかっ
ているので、認知度は日に日に上がり、シェアがさらに上がっていく仕組みができています。参加者の方々が驚かれていたのは、
新規客集客の販促を特に何もやっていないのに、
新規客の比率が3割あることでした。
その半分はお客様からの紹介で、
半分はホームページからの誘導です。
既存客70 : 新規客(紹介)15 :新規客(ホームページ)15
これは地域密着の住宅リフォーム業の、黄金比率です。北川社長の講演で
「日本でいちばん大切にしたい会社」の法政大学坂本先生の教えが紹介されました。
会社には「5人に対する使命と責任がある」、
その5人とは優先順位順に、
「社員とその家族」「社外社員とその家族」「顧客」「地域社会」そして最後に
「株主・出資者」という内容です。
キタセツランチ体験に始まり、休暇や待遇制度、超地域密着営業の話を伺って、住宅リフォーム業界でも「日本でいちばん大切にしたい会社」だと思いました。
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