ビフォーアフター社長日記

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スマイルカーブの延伸 第1ステップ 6月3日 SHIPの朝礼

スマイルカーブの延伸 第1ステップ

おはようございます。6月3日SHIPの朝礼を始めます。

当社のWebサイト制作は、これまで多くの顧客企業に価値を提供し、高い満足度を獲得してきました。
この制作チームに、「スマイルカーブの延伸」として業務範囲の拡大の内容をあらためて整理してお伝えします。

従来の役割と新たな取り組み

従来、Web制作部門の主な役割は以下のとおりでした:

  • 顧客の真のニーズを言語化
  • 高品質なWebサイトとして視覚化
  • 「納品」することで顧客満足度を獲得

今回の役割拡大により、Web制作部門は以下までを担うことになります:

  • Webサイトの運用仕様の策定
  • 顧客と当社間での明確な役割分担の設定
  • 運用の初期段階のスムーズなスタート支援

価値提供目標の変化

これまでは「納品されたWebサイトそのものに対する満足」でしたが、これからは:

「完成したサイトとその先の運用プランを通じて、具体的な成果達成への道筋が見え、『これならうまくいきそうだ』と筋の通った期待感を持って喜んでいただく」ことを目指します。

「スマイルカーブの延伸 第1ステップ」における対象範囲は、まず「オーガニックCV(広告費用に依存しない、検索エンジン経由など自然な形での成果獲得)に関連する運用初期段階」です。


Web制作部門における役割拡大の背景と目的

Webサイトは、一度制作して公開すれば終わりという性質のものではなく、公開後の運用を通じて継続的に価値を生み出すビジネスツールです。
顧客のビジネス成果に最大限貢献するためには、制作段階から運用を見据えた設計と、スムーズな運用開始へのサポートが不可欠です。

今回のWeb制作部門の役割拡大は、この考え方を具現化するものです。
制作と運用の連携を強化することで、Webサイトのライフサイクル全体を通じた価値提供を目指し、結果として:

  • 顧客満足度の向上
  • LTV(顧客生涯価値)の最大化

を図ることを目的としています。これは、当社全体のサービス品質と競争力を高めるための戦略的な一手と位置づけられます。


新たな業務プロセスと目標:
「運用成功への期待感」の醸成

運用初期段階におけるオーガニックCV獲得を支援するため、Web制作部門の業務プロセスには以下が組み込まれます:

1. ブランド構築:運用成果の土台

顧客のブランド価値を言語化・視覚化するプロセスは、従来以上にその後の運用成果を意識して行われます。
以下のような問いを通じてブランドの本質を掘り下げ、Webサイトに一貫したメッセージとして反映させます:

  • Who are you?(ブランドの識別性)
  • What are you? (ブランドの性能)
  • What about you?(ブランドのイメージ)
  • What about you and Me?(ブランドへの共鳴醸成)

この強固なブランド基盤が、運用効果を高めるための前提となります。

2. 「運用仕様の策定」と「スタート支援」

CV獲得の基本原則は以下の式で表されます:

CV = n(接点数)× r(CV率)

オーガニックな手段でこれを最大化するため、以下の施策を実行します。

2-1. 接点数(n)増加施策の運用設計とスタート支援
  • 良質なINDEX生成(SEOコンテンツ運用)
    • ターゲットキーワードの共有
    • SEOに配慮したサイト構造の提供
    • 顧客が更新しやすいCMS機能の設計・実装
    • コンテンツ更新方法のレクチャー
    • AIO対策の導入
  • リアル販促とサイト誘導の連携
    既存の販促活動とWebサイトを効果的に連携させるため、導線設計や提案を行います。
  • SNS・Googleビジネスプロフィール(GBP)活用支援
    主要な外部チャネルからのサイト流入を促進するため、初期設定サポートや基本的な活用方法を提供します。

2-2. CV率(r)向上施策のサイト設計と効果測定の準備
  • サイト設計
    訪問者がCVに至る確率を高めるため、以下を追求した設計を行います:
    ・ブランド認知の質の向上
    ・顧客メリットの明確化
    ・ユーザビリティの高いサイトフロー
    ・快適な表示速度
  • 効果測定の準備
    サイト公開後、顧客が効果測定を行い改善活動に繋げられるよう:

    • アクセス解析ツールの導入支援
    • データの基本的な見方に関する初期サポート

期待感の醸成

これらの取り組みを通じて、顧客は納品時に以下のようなイメージを持つことができます:

  • 「自分たちは◯◯を担う、SHIPは△△を担う共同プロジェクトだ」
  • 「これなら自社でも運用できそうだ」
  • 「成果に繋がりそうだ」という確かな手応えと期待感

顧客との連携強化と期待される効果

Web制作部門が運用初期までをサポートすることにより、以下が期待できます:

  • 顧客とのコミュニケーションがより密接になる
  • 単なる受発注の関係を超えたパートナーシップの構築
  • 当社が運用のレールを敷き、初期段階を伴走することで、顧客は安心して主体的に運用に取り組める
  • 制作に携わる人も運用以降の成果に興味を持ち、フィードバックがデザインや構築に反映される

オーガニックCVという具体的な成果が早期に現れることで、顧客満足度は一層向上し、当社への信頼も深まります。
これは、将来的なアップセルやクロスセルにも繋がる好循環を生み出す基盤となります。


今後の展望(第1ステップの位置づけ)

今回のWeb制作部門における役割拡大は、全社方針である「スマイルカーブの延伸」を具現化するための重要な第一歩です。
この変革は、Webサイト制作というサービスの提供価値を再定義し、顧客のビジネス成長により深く、より長期的に貢献していくという当社の意思表示でもあります。

今後、この第1ステップの成果を検証しつつ、さらなる提供価値の向上を目指してまいります。
全社一丸となってこの業務改革を推進し、顧客と社会にとってなくてはならない企業へと成長し続けることを目指しましょう。

以上で朝礼を終わります。

10 コメント

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  1. おはようございます

    納品満足→WEB運用初期支援→継続的なWEBマーケティング支援

    全体の価値を押し上げ、商品・サービスの競争力を高める。

    この全体像を理解して、顧客理解(解決すべき問題・テーマ)→コミュニケーション→仮説選択→実行→検証
    を繰り返します。

    この状態を実現するために、個人が正しい考え方を基に成長する。その成長を応援する文化を醸成し、自分の役割で価値を生み出すこと。毎日、何のための仕事か?目線があっているか?何の価値を生み出しているか?を振り返り、身に着けられるようにします。

  2. 僕の役割としては、
    1つ目「筋の通った期待感を持って喜んでいただく」この関係をお客様と築くこと。
    これはただお客さんの現状に答えを出すのではなく、お客さん自身が進めている事業に対して視点を変えて原理原則にのっとった運用ができるようになる手助け・決断・一歩を踏み出していただくこと。
    2つ目「期待感」に対してSHIPとお客様の共同プロジェクトを築き、成果を一緒に工夫して作っていくこと。お互いに相手任せにせず一緒に作っていく。

    常にこの視点を言語化し、好循環のリズムを生んでいく。
    もう一歩先に進んでいきます!

  3. スマイルカーブの延伸に貢献するために、自分がまずは取り組めることは
    ・接点数(n)増加施策の運用設計とスタート支援
    の部分になるかと思っています。
    現在、より効率的に検索エンジンへインデックスされやすいページを増やせる仕組み化(現在は価格表記事作成の効率化)、この辺りは今改善で取り組んでおります。

    従来のWeb制作部門でも、SEO対策は意識して制作は行ってきましたが、
    今回は“オーガニックCV獲得”という成果につなげるために、具体的な施策に踏み込む必要があります
    もちろん、それに合わせて将来的にはスマイルカーブの延伸と併せて、自分が担当できる仕事の範囲も増やしていく必要があります。

    そのためにはまず従来からやっていることをより良いものにして
    スマイルカーブの延伸に貢献できるよう取り組んで参ります。

  4. サイト公開後の運用で継続的な価値を生み出すことにおいて、成果運用の土台と良質なINDEX生成を行います。
    昨日より、店の色、キャラクターによりそのサイトがその店であるということを知ってもらう、思い出してもらう認知のコアの部分と、同サイトの他の部分との乖離がないよう一貫させるように方針にずれていないかを行います。

  5. 今までのようにWeb制作部門が単なる納品に留まらず、運用初期段階までを包括的に支援することによって、チームの目線が上がるのは勿論、お客様の成果創出や未来への土台になることに、責任と共にお客様を支えられる喜びを感じます。
    制作段階から運用を見据えた設計や支援を行い、制作部門としてその設計に沿った最高の制作を行っていき、更に改善していくことによってスマイルカーブの延伸へ第一歩になるよう、チーム全員で研鑽します。

    • 決意を感じますね 
      すごいことです
      実際、本番は運用なので、運用のセットアップまで担うということになります
      そのことにより制作チームの目線も高く、視座も広がることでしょう

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