ビフォーアフター社長日記

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キャラクターを認知のコアとして展開する 5月13日 SHIPの朝礼

おはようございます。5月13日SHIPの朝礼を始めます。

キャラクターを認知のコアとして展開する:伊沢ガラス社に学ぶ、記憶に残る企業ブランディング

現代のBtoC事業、さらにはBtoB事業においても、「認知獲得」は企業成長の生命線です。数多ある情報の中から自社を選んでもらい、顧客の記憶に残り続けるためには、戦略的なアプローチが不可欠となります。その有効な手段の一つが、「キャラクター」の活用です。今日の朝礼では、キャラクターを単なるマスコットとしてではなく、認知戦略の「コア」として据えている伊沢ガラス株式会社の取り組みをご紹介します。同社の「ガラスブラザーズ」は、キャラクター活用の「ここまでやれば成功する」という明確な指標を、私たちに示してくれています。

地域に根ざす老舗企業・伊沢ガラス様の挑戦

栃木県栃木市に本社を構える伊沢ガラス株式会社は、昭和22年創業の歴史ある企業です。ガラス・サッシ工事からリフォームまで、「小さな仕事も真心込めて」をモットーに、地域住民の快適な住まいづくりを支えてきました。公共事業も手掛けるなど、その技術力と誠実な仕事ぶりは、地域社会からの厚い信頼と確かな実績に裏打ちされています。

一見すると、こうした実直な地域密着型の企業と、ポップなキャラクター戦略は結びつきにくいように思えるかもしれません。しかし、伊沢ガラスは、この既成概念を打ち破り、キャラクターを前面に押し出したユニークな情報発信で、新たな企業イメージの構築に成功しています。

「ガラスブラザーズ」誕生と多角的な展開

伊沢ガラスのキャラクター戦略の中核を担うのが、オリジナルキャラクター「ガラスブラザーズ」です。彼らがメインで活躍の場を見出しているのが、驚くべきことに「採用サイト」です。

  • 採用サイトでの大胆な起用:

    https://x.com/izawaglasscorp
    伊沢ガラス様の採用サイトを訪れると、まず目に飛び込んでくるのが、個性豊かなガラスブラザーズの面々です。彼らはサイトの案内役としてだけでなく、仕事内容や企業文化を親しみやすく伝える役割を担っています。求職者、特に若い世代にとっては、企業の堅苦しいイメージを払拭し、興味を惹きつける強力なフックとなっていることは想像に難くありません。
  • BtoB企業の枠を超えたSNS活用:
    さらに注目すべきは、BtoBを主軸とする企業でありながら、X(旧Twitter)アカウントでもガラスブラザーズが積極的に活用されている点です。日常の出来事や業界情報に混じって、キャラクターたちが生き生きと情報を発信することで、企業アカウントに親近感と温かみを与えています。驚くべきことに、「ガラスブラザーズ総選挙」といったユーザー参加型の企画まで実施されており、企業と顧客、あるいは潜在的な求職者との間に、楽しみながら関係性を構築しようという意欲が伺えます。
  • リアルとオンラインを繋ぐメディアミックス:

    伊沢ガラスのキャラクター展開は、オンラインだけに留まりません。YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/@glassbrothersの運営、
    アクリルスタンドキーホルダーやゴルフボール、クリアファイルといったオリジナルグッズの制作、さらには会社を訪れると等身大パネルが出迎えてくれるなど、リアルな接点においてもキャラクターの世界観を徹底しています。


これらの多角的な展開は、ガラスブラザーズというキャラクターを、単なるウェブサイト上の飾りではなく、伊沢ガラスという企業を象徴する「顔」として確立させています。コーポレートサイトリフォーム専門サイトが実直な情報提供に徹する一方で、採用や広報といった領域ではキャラクターが前面に出るという、戦略的な使い分けも見事です。

伊沢ガラスの「明確なわかりやすさ」が示すもの

伊沢ガラスのキャラクター戦略は、他社が学ぶべき多くの示唆に富んでいます。その核心は、「やるならここまでやる」という徹底した姿勢と、それによって生まれる「明確なわかりやすさ」にあります。

  1. 一貫性と多面性: ガラスブラザーズは、採用サイト、SNS、グッズ、リアルな場と、あらゆる顧客接点で一貫して登場します。これにより、キャラクターへの接触頻度が高まり、自然と記憶に刷り込まれていきます。同時に、それぞれのメディアの特性に合わせてキャラクターの表情や役割を変化させることで、多面的な魅力を発揮しています。
  2. 共感と親近感の醸成: 堅実な事業内容を持つ企業が、あえてポップなキャラクターを用いることで、良い意味でのギャップが生まれます。これが「面白そう」「親しみやすい」といったポジティブな感情を引き出し、特に若い世代の採用において大きなアドバンテージとなります。
  3. 話題性の創出と拡散: 「ガラスブラザーズ総選挙」のようなユニークな企画は、自然発生的な口コミやSNSでの拡散を促します。これは、広告費を抑えつつ認知度を高める上で非常に効果的な手法です。
  4. 企業文化の体現: ガラスブラザーズという存在自体が、伊沢ガラスの柔軟な発想やチャレンジ精神、そして何よりも「人を楽しませたい」という温かい企業文化を体現していると言えるでしょう。これは、文章で長々と説明するよりも直感的に伝わる、強力なメッセージとなります。

まとめ:キャラクターを企業の「顔」に育てる

伊沢ガラスの「ガラスブラザーズ」の事例は、キャラクターがいかにして企業の認知度向上、イメージアップ、さらには採用力の強化に貢献できるかを明確に示しています。重要なのは、キャラクターを単なる「点」としてではなく、企業戦略全体の「線」そして「面」として捉え、あらゆる顧客接点において一貫した世界観を展開することです。

キャラクターに明確な役割とストーリーを与え、愛情を持って育てていく。そうすることで、キャラクターは企業の「顔」となり、顧客や社会との間に強固なエンゲージメントを築くための強力な「認知のコア」として機能するのです。伊沢ガラスのこの明確でわかりやすいキャラクター戦略は、まさに他社が手本とすべき、卓越した取り組みと言えるでしょう。ミーティング等でこの事例を紹介する際には、その徹底した展開と、それによって生まれる親近感、話題性について力説することで、キャラクター活用の本質的な価値が伝わるはずです。

以上で朝礼を終わります。

12 コメント

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  1. 担当者の方が、自社の象徴となるキャラクターとして楽しみながら色々な展開をされています。

    伊沢ガラスといえばこのキャラクター、
    窓のことだったらガラスブラザーズの会社
    こんなイメージをもてると思います。

    僕たちの役割はこの認知・展開を理解して拡張していくことにあると思います。
    お客様のウェブサイトや認知のコアを一緒に育てていく。こんなサポートをさせていただき地域に良い会社の浸透の一つを担っていきます。

  2. おはようございます。

    顧客の記憶に残り続ける
    企業を象徴する「顔」としてキャラクターがどこに行っても展開されていること。

    素直に興味を持ちましたし、
    面白いな!と思います。

    そこまでやるか!という土台にあるブランディングの領域で、
    戦略的にキャラクターを展開すること。
    ミーティングの接点で背景を含め、ご紹介させていただきます。

    • 日本人は「カワイイ」というハイコンテクストな認知能力があるように思います
      マーケの観点では伸びしろの大きい分野です
      広めていきましょう

  3. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    担当の方は、キャラクターに愛情を持ってSNSの展開や採用サイトの制作に携わってくださっていると常々感じていました。制作者として、同じように愛情を持てるほど理解すること、キャラクターを点でただ使うのではなく、企業戦略全体の線として捉え、キャラクターを会社の「顔」として表現できるよう、公開後のことも考慮した意図ある制作に努めていきます。伊沢ガラス様で学んだキャラクター戦略を言語化から理解し、他お客様でも置き換えて制作を行なっていきます。

  4. おはようございます。

    担当の方が、伊沢ガラス様をもっと知ってもらうために作られ、SNSやイベント、グッズ制作など一貫して世界観を作っているからこそ企業の顔として親しまれていること。
    その背景や思いを理解し、今回コーポレートサイトと採用サイトを担当させて頂きました。

    企業戦略全体の元より拡張していく為にお役立ちできる幅を広げていき認知のコアとしての作成で終わらせず展開していくことで、地域に根付く企業となれるような制作を行なっていきます。

  5. おはようございます。
    本日もよろしくお願いします。

    伊沢ガラス様では、制作で作ってくださったスマイルカーブとディレクター指導の結果としてAIコンテンツもご満足頂けるアウトプットになりました。お客様の想いを知り、理解しようと取り組んだ結果だと思います。

    今回は自社キャラクターを認知のコアとて、会社の魅力・想いをより親しみをもって伝える・共感を得るコンテンツでしたが、根幹にあるのは顧客理解で、そこを大事に自分の役割を果たせるようにしていきます。

  6. 認知獲得の部分でキャラクターにより、認知と他社との差別化ができる。
    若年層の参入不足による職人不足をキャラクターの親しみにより、堅苦しいイメージを払拭することにつながる。
    また、採用サイトはじめ、YOUTUBE、グッズとして登場することで接触頻度が増加し、印象が強くなる。

    AIドリルでキャラクターは他社との違い・認知を増加するとガラスブラザーズをリンクし、企業の顔になることを認識し、デザインでのキャラクターは企業での位置も分析に中に含めていきます。

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