ビフォーアフター社長日記

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AI実装とは何か? 5月9日 SHIPの朝礼


おはようございます。5月9日SHIPの朝礼を始めます。

 
音声はこちらから

 

インパクトを先取りする──AI実装の定義

インターネットが情報革命を起こしたのに続き、現在は「すべてがAIの上で動く時代」の入口に立っています。AI実装とは、その未来を前提に——まだ「ちょっと使えないかな」と感じる段階から——業務や顧客体験へAIを組み込み、現場のリテラシーを段階的に育てる営みです。経験値を先に積んだ企業だけが、アルゴリズムが常識化した後に競争優位を確立できます。

スマホ化が教えてくれた「後追い」の代償

かつて二兆円規模を誇ったガラケー市場は、スマートフォンというUX革新に飲み込まれて消滅しました。消費者行動は指先ひとつで検索・購買するライフスタイルへ一変し、Googleはこの変化を「ZMOT(Zero Moment of Truth)」と名付けました。デバイス革新によって人間の意思決定プロセスそのものが書き換えられる点は、AIでも同様です。だからこそ「始めるタイミング」が成否を分けます。

AIOとゼロクリックの衝撃

生成AIが検索結果に直接答えを提示するAIO(AI Overview)は、検索→クリック→サイト閲覧という従来のファネルを短絡化し始めています。「ゼロクリック検索」が急増し、SEOや広告のROI設計が揺らいでいます。これからはクリック数よりも「AIに引用される価値ある情報」の設計が急務となります。AI実装はマーケティング思考そのものをアップデートする課題でもあります。

労働力不足を埋める“仮想同僚”

少子高齢化が進む日本では、AIはコストカットではなく「人手不足を埋める同僚」として期待されています。問い合わせ対応や見積もり作成を自動化すれば、限られた人員を高付加価値業務へ集中させられます。AI実装の基本形は、人間が創造的判断に集中できるようタスクを切り分け、AIを仮想同僚として配置することです。

「まず触る」ことで始まる学習曲線

AI導入は、巨大システムを一気に入れることではありません。無料枠の生成AIで社内Q&Aを試す、業務マニュアルを要約させる——そうした小さな実験を積み重ねるほど理解が深まり、API連携やデータ統合へと滑らかに移行できます。使うほどモデルの癖が見え、PDCAが回りやすくなるため、机上の議論より“手を動かす”ことが肝心です。

シップが低価格で提供する理由

住宅リフォーム業界という“アナログの牙城”で活動してきたシップは、「AIは高い」「自社には無理だ」という心理的バリアを痛感してきました。初期コストを抑えたプランを用意するのは、まず一歩を踏み出してもらう装置にほかなりません。世界中の研究者と資本がAIに雪崩れ込み、モデルは数カ月ごとに性能を更新します。静観こそ最大のリスクであり、学習曲線への合流が遅れるほど取り返しが難しくなります。

“つなぎ役”としての価値

プロンプトエンジニアリング、データ整備、業務フロー設計──先端技術と現場運用の間には大きなギャップがあります。私たちシップの役割は、そのギャップを埋めてクライアントのアナログ資産をデジタル価値へ変換すること。AI実装は単なるツール導入ではなく、企業文化を「学習し続ける組織」へアップデートする変革プロジェクトなのです。

まとめ──未来は待たずに、自ら迎えに行く

AIが当たり前の基盤になる日は想像より早く訪れます。置き去りにされない唯一の方法は、今日から小さくても動き始めること。AI実装とは未来を待つのではなく、未来に向けて今を変える行動そのものなのです。

以上で朝礼を終わります。


10 コメント

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  1. おはようございます。

    毎日、AIを使い、
    お客様との会話にもAIの話題は尽きません。

    AIが当たり前になることを前提として、
    未来を一緒に考え、「今が実装するときだ」と共感をいただきます。

    企業文化を「学習し続ける組織」へアップデートする変革プロジェクト

    お客様にこの価値を伝えられるように、
    自分がまず驚き、面白がって学び、
    業務で活用し、接点で100%お伝えしていくこと、
    伝えるだけでなく、企業文化の変革プロジェクトの共同パートナーとなるように行動します。

  2. SEO、AIOを調べている中で、
    つい先週までは検索表示画面から認知、想起を考え設計をするといった思考になった中で次にはもう「ゼロクリック検索」を考えたコンテンツの実装が必要という衝撃があります

    権威あるフレームCBBEピラミッド思考になったことで、
    今まで何も感じてこなかった部分だった中での違和感、ピラミッドを作る上でややらないといけないことが数見えてきました

    基本的な対策と現状ないFAQコンテンツの実装を行う上では、
    最近学んだE-E-A-T要素を抑えた引用されやすい質問と回答文など、
    単純に今までのコンテンツではなくAIに選ばれるフレームを検討し、
    限られた表示枠を抑えるのは競争率が激しいですが狙ったブランド名、エリア、工事の中で表示がされるよう、
    入口から出口まで指標を抑えたブランディングサイトを設計していきます

  3. ガラケーからスマホの前例は驚異的な警戒です。
    コーディングにおいて、GEMINIをしようして、うまくいっていないです。これは、自分のプロンプトの質もあります。
    それで現在は構築は、AIなしで行っていました。エンジニアの先輩がAIを使用していることを踏まえると、スマイルカーブの中央の部分、部分的に例えばLPを16時間以内に完了を実行するには、必須です。
    パートナーとして、使って肌感覚でとらえ、特性を見ることから始めることなのでその他V0も使用開始します。

    昨日、指摘、アドバイスをほかに応用するよう言われました。
    AIのプロンプトを構築に応用すると理解し、実行します。

  4. おはようございます。
    本日もよろしくお願いします。

    パソコン、スマホと来て、次にAIが当たり前の時代になる。先取りしてAIの経験を積むことで、のちの競争において優位に立つことができます。

    今後AIがマストになる一方で、「AIは高い」「AIは難しそう」といった障壁があり、この障壁をなくすための工夫が情報発信を行う立場として必要なるかと思います。

    そこに対して、今までは活用法ばかりを考えていましたが(もちろんここは大事)、お客様との接点があるフロントメンバーとの共有やより紹介しやすい見せ方など、チームとしてのアウトプットも大事だということに気づきました。

    まずは自分で触ってみて、リフォーム業界でどう使えるかを考え、アウトプットして、共有もできるようにする。まだまだ点でのアウトプットになりがちなので、流れも意識して業務に取り組めるようにしていきます。

  5. おはようございます。

    「すべてがAIの上で動く時代」の入口に立っている今、AIに関する完璧な知識や準備が整うのを待つのではなく、まずは小さな一歩を踏み出し、実際に手を動かすことで学びを深めます。
    AIに仕事を奪われる、と言われますが、私は「AIと共に働いていくんだ」という気持ちです。AIという“仮想の同僚”と共に、変化を恐れず、シップの社員としてレベルアップするためにチャレンジし続けます。

    • 徳川時代の1720年「新規製造物禁止令」が出されました
      新しいことをやるな、古い職業などがおびやかされるから、という法律です
      今はそうではありません

      >変化を恐れず

      それが大事な心持ちですね

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