ビフォーアフター社長日記

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「もっと反響が欲しい」という顧客の問いかけ 5月7日 SHIPの朝礼


おはようございます。5月7日SHIPの朝礼を始めます。

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「もっと反響が欲しい」。
住宅リフォーム会社や地域工務店から届く切実な声です。クリック数、資料請求、来場予約――数字で測りやすいゴールだけを見ると、広告費を上乗せし、キャンペーンを増やせば一時的に成果は伸ばせるかもしれません。しかし、それは砂上の楼閣になりがちです。ケラーのブランド構築ピラミッドの最下層が問いかける “Who are you?” に答えられていないままでは、次の波に飲み込まれてしまうからです。

“Who are you?”──ブランドの土台が揺らぐとき

ケラーピラミッドの基層は「ブランド・アイデンティティ」。ここが曖昧なまま広告だけを積み上げると、認知は広がっても記憶に残りません。ユーザーが検索結果の比較表を眺めながら「この会社、結局何の強みがあるの?」と感じた瞬間、獲得コストは跳ね上がります。Brand Response Marketing(BRM) が示す鉄則は「セールスプロモーション(短期施策)はブランディング(長期資産)の上に成り立つ」というシンプルな真理です。

顧客は常に正しい——だからこそ問い直す

「反響が欲しい」という要望自体は正しい。私たちの使命は、その期待に応えつつ “Who are you?” をクリアにし、さらに “What are you?”――何を提供し、どんな価値で選ばれるのか――を上積みすることです。ここまで落とし込んで初めて、消費者の頭の中に「◯◯といえば、□□社」というショートカットが形成されます。言い換えれば、検索結果のクリック以前に、想起される時点で勝負が決まるのです。

認知形成とレスポンス獲得を同時設計するプロセス

  • ブランド診断
    – 社内外ヒアリングで強み・弱み・想起ワードを可視化
    – 競合比較で「らしさ」を言語化
  • コアメッセージ抽出
    – “Who are you?” を一句で表すタグラインへ
    – 生活者視点のベネフィットを “What are you?” として整理
  • プロモーション設計
    – ペイド(広告)/オウンド(サイト・ブログ)/アーンド(口コミ)を横断してメッセージを統一
    – KPI を「認知指標+反響指標」の 2 軸で管理
  • 学習ループ
    – 反響データをブランド資産にフィードバックし、タグラインと訴求を最適化

まとめ──短期と長期をつなぐ“説明責任”を果たす

数字を動かすことと、物語を浸透させること。この二刀流こそがBRMの中核です。私たち業績向上パートナーは、広告のクリック率や問い合わせ件数だけでなく、「御社は何者か?」という問いにユーザーが即答できる状態をつくれているかを併せて報告する責任があります。

「もっと反響が欲しい」。
そのときこそ、自社ブランドの “Who are you?”“What are you?” を点検し、「◯◯といえば、□□社」 の認知形成を伴うセールスプロモーションへ踏み出すチャンスです。短期成果を伸ばしながら、長期のブランド価値も積み上げる――この両輪でこそ、広告投資は最大化します。

以上で朝礼を終わります。


14 コメント

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  1. 地域での在り方・強み・企業価値を言語化し、コンセプトやタグラインに込め、
    WEBサイトの細部にまで渡り統一させたメッセージを視覚化すること

    リアルの販促活動と連動させ検索結果からも同様のメッセージを与えること
    何度も目にさせ刷り込み覚えて思い出してもらうこと

    まずは、この考え方、重要性を社内・お客様共に理解をし合い腹落ちさせることが大事だと思います

    そして、WCTとしては、
    らしさがパッと見て表現できているか?視覚的にも覚えやすく今後も連動しやすいか?
    信頼共感コンテンツとして細部まで落とし込めているか?
    入口から出口まで抑えられているか?
    何度も部内で問い、最適な状態で納品する

    セールスプロモーションの土台となるブランディング形成のさらに土台となるWEBサイトを設計すること

    セールスプロモーション支援においては何者か?(モチベーション、価値提供、誰が)、CV要素を正しく抑えた広告企画設計を行うこと

    お客様の「反響が欲しい」に向けた言語化視覚化を行っていきます

    • >お客様の「反響が欲しい」に向けた言語化視覚化を行っていきます

      1社1社、同じ言葉でもおっしゃっている意味は違いますので
      まずは要求の言語化での共通認識、次の仮説の言語化によるコンセンサスです

  2. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    デザイン制作の中で、お客様らしさや強みを言語化視覚化するのはもちろん、誰のために何を提供する会社なのかが一目でわかるデザインになっているか。レイアウトや写真選定など意図のあるものになっているか。適正な優先順位に合わせたデザインすることで視線誘導もできていて「◯◯といえば、□□社」とエンドユーザー様が認識できるようになっているか。デザイナーとしてさまざまな視点で自分のデザインを見て、誰のために何を提供している会社なのかがわかるような制作ができるようにしていきます。

    • デザイナーもディレクターと意図の言語化において共通認識を得ていること
      成長とは視界が広がることでもあるのでそのあたり意識していきましょう

  3. “What are you?”――何を提供し、どんな価値で選ばれる
    実際お客様側もこの部分で常に悩んでいるかと思います。

    WEBサイトを作れる会社は多いですし、AIでもできるようになる中で
    僕たちはお客様と“What are you?”を常に接点の中で一緒に考えて進んでいくことが重要だと思います。
    ここを一緒に追求する中で、リアルWEBの接点で統一・連動されているか?
    まずはここが第一歩だと思いますので実施していきます。

  4. おはようございます。

    デザイナーとしてだけではなく、一般ユーザー視点も同時に持ってデザインすることで、「『御社は何者か?』という問いにユーザーが即答できる状態をつくる」ことができると思います。コアメッセージの抽出・プロモーション設計と共に、ブランドの認知形成が伴っているか、という視点を常に持って、制作し提供できるよう、心掛けていきます。

  5. who are youが答えられていないままでは、一時的な成果しか生産されない。これを反響を呼ぶという要望をクリアしつつ、生産しないといけない。その上のwhat are youを提供しないといけない。それをブランド診断から始めないといけない。
    価格や地域密着のようなことを明確に言語化しないといけない。
    この部分の段階として、正解である、すでに公開されているサイトの部分的な意図、その会社の強さを明確に理解しないといけない。それを先週はできていなかった。よって、ここを作業にならず、参考サイトの意味を理解しながら時間内に完成していきます。

  6. おはようございます。
    本日もよろしくお願いします。

    お客様の強み・価値を言語化・視覚化してWEBサイトとしてエンドユーザーに伝えること。制作によるブランディングから、お客様の反響獲得につながります。

    AIはその後工程で実装するため、このブランディングの意図やイメージを維持することが大前提としてあるかと思います。前工程でどんな意図をもってデザインされているのか。
    前工程で作って頂いたデザインへのリスクペクトを忘れず、まずはお客様のブランディングを理解したうえで構築など自分の業務に取り組めるようにします。

  7. おはようございます。

    ブラディング→セールスプロモーション

    この順番。

    誰?
    何を提供?

    このベースがある。

    短期と長期という
    視点も非常に重要。

    ブランド認知
    これを数字と組み合わせっること。

    KPI を「認知指標+反響指標」の 2 軸で管理

    ここが重要ですが、
    どうしても、反響指標のみに偏る。
    物語の浸透が意識されないので、
    毎回、御社は何者か?を合わせて報告していきます。

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