ビフォーアフター社長日記

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ブランドを数式で運用する 4月25日 SHIPの朝礼


おはようございます。4月25日SHIPの朝礼を始めます。

シップ版 CBBE & Brand Equity Index(BEI)──ブランドを数式で運用する

考えの着手段階です。

古典 CBBE を理解したあとは実務フェーズです。住宅リフォーム会社専用にカスタマイズしたシップ版 CBBEと、ブランドを 1 つの数値で捉えるBrand Equity Index(BEI)を導入し、部門横断で活用できないかと考えます。

階層 KPI 例 データ源
S Salience 指名検索量・現場看板認知率 GSC・調査
M Meaning 施工品質満足度・デザイン保存数 アフター調査・Pinterest
R Response ★評価平均・好感度スコア Google MB・サイト調査
Z Resonance OB 紹介率・UGC 投稿数 CRM・SNS
N Negative クレーム件数・低評価レビュー CS・口コミサイト

2. BEI 数式と解釈

BEI = 2S + 2M + 3R + 4Z − 2N

  • 係数の根拠:上層ほど事業インパクトが大きいため重みを高く設定しています。
  • Negative:ブランドを毀損する要素のためマイナス係数で算入します。

3. ダッシュボード実装

  1. GA4・CRM・SNS API を BigQuery に統合
  2. Looker StudioBEIConversion Index を同じチャートに可視化(図9)
  3. 月次レビューで係数を重回帰分析し、自社データに合わせて最適化
BEI & Conversion Index ダッシュボード例
図9:BEI & Conversion Index ダッシュボード例

4. 運用メリットと実例

  • 部門ごとの役割が明確:営業は Z、CS は N、制作は S/M を重点管理。
  • 投資判断が数値化:ブランド施策と広告施策の ROI を横並び比較できます。
  • C 社の成果:BEI が 10 → 18 に向上したことで、CPA を 30%削減。(例)

まとめ

  • 古典 CBBE → シップ版 CBBE → BEI 数式 というステップで、目に見えないブランドを運用可能な KPI へ転換できます。
  • BEI と Conversion Index を同一ダッシュボードで管理すれば、ブランディングと SP を同時に最適化できます。
  • 次のステップは、BEI を用いた予算シミュレーションと自動最適化です。

今週は4月の組織の背後にある考えを共有しました。アップデートして表明していきます。

以上で朝礼を終わります。


7 コメント

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  1. ブランド名をタグラインとセットで覚えてもらいリフォームを考えたときに思い出してもらう
    認知・想起のあとには、どんな会社か?
    意味付け(競合他社との違い・強み、顧客メリット)
    そしてその証拠となる顧客評価・信頼共感

    検索画面にももちろんサイトFVにも統一されたブランド名とタグラインがあり
    サイトには違い強みが伝わるコンテンツや
    綺麗な施工写真やクチコミなど信頼共感コンテンツがあり
    サイトに訪れたユーザーの反応を生むための設計がされている

    上記を抑えたWEBサイトは 2S + 2M + 3R となり
    これが繰り返され結果として顧客や地域との交流を生み+ 4Zの部分につながる

    これを定量定性の指標に落とし点ではなく推移で見ていく

    権威あるフレームを使い現場で積み重ねてきた原理原則から整理したことで、
    説明ができる状態がつくれ、現場であらためて抑えるべき点が見えた数日でした

    【商品競争力を上げる】
    因果の言語化と、因果の言語化を元にし考え方や仕様のフレームアップデートを行い、
    連続性ある意図を提供しお客様の問題解決をする
    このスマイルカーブアップデートにチームで挑戦していきます

    • 同時にい顧客にとってのブラックボックスをなくすことになります
      「なんだかよくわからない」をなくし、「この意図でこれがある」の集合体になる
      マーケティングの共同作業化になっていきます

  2. おはようございます

    BEI 数式

    目に見えないブランドが理解できるKPIに転換できること。
    これがお客様と共有されて、

    なぜ反響があるか?
    なぜ反響がないか?

    これが説明できるようになる。
    一緒に成長を実感して常に勝ち続けること。
    これを実践していきます。

    • 実際はフレームでの運用になります
      シップ側のフレーム思考を再度トレーニングしなおさないと
      数値の読み聞かせになりかねないというリスクがあります

  3. おはようございます。

    数式で表されたことで、各階層のBEIへの大きさが可視化されてとても捉えやすかったです。「ブランドを一つの数値で捉える」メリットを、案件に関わっていく中で体感できるよう、昨日社長かおっしゃっていただいたように、頭がフレッシュなうちにシップの考えの基礎を学んでいきます。

    • >シップの考え

      考え方をインストールするのはなかなか労力がかかるんです
      だから枝葉末節に逃げたくなる
      しかし「考え方」を身につけるとその後、成長速度が数倍あがります

  4. CBBEをBEIに導入したのが、BEI = 2S + 2M + 3R + 4Z − 2N
    RESPONSEやRESONANCEの部分は、上層であり事業インパクトが大きい。
    Zの部分、投稿数の部分は記事作成のページ数も含まれると考えると、事業インパクトが大きいことになります。そこを理解した上で、記事作成をするのであれば、取り組んでいきます。

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小松 信幸

住宅リフォーム事業支援に特化したDERUKUI(出る杭)アソシエイト集団・株式会社シップ代表取締役。
支援先600社に対し提供しているのは、Web上の”なんか、この会社いいよね”の顧客体験(Web×CX)。
秋田県大仙市生まれ。一橋大学社会学部卒業。当時マイナーだったコンピューターソフトウェアの分野に興味を持つ。