おはようございます。2月12日SHIPの朝礼を始めます。
1. 問題定義(ISSUE):認知形成を含めた広告活動を今後どのように変えるべきか
リフォーム業者にとって、地域住民に対する認知形成は顧客獲得の重要なステップです。これまでは新聞折り込みチラシが認知形成の主要な手段となってきました。しかし、新聞発行部数が減少する中で、従来の折り込みチラシでは以下の問題が顕在化しています。
- 新聞発行部数の減少:2000年代に約5000万部だった発行部数が2024年には3000万部を下回り、年々減少傾向にある。2030年代には紙の新聞自体が消滅する可能性もある。
- 購読者層の高齢化:新聞の購読者の大多数は60代後半以上の高齢者であり、今後リフォーム市場で重要な未来のある40代〜50代は新聞に接触しない。
- 配布網の縮小:新聞の宅配網自体が縮小し、地域によっては折り込みチラシが届かない状況も発生している。
- 広告効果の低下:コストは増加しているにもかかわらず、新聞折り込みチラシの効果測定が困難なため、広告活動の改善が難しい。
これらの課題を踏まえると、「折り込みチラシ」という手段そのものが、認知形成や広告活動を持続的に支える手法として限界に達していることがわかります。したがって、認知形成を含めた広告活動全体を見直す必要があります。
2. 問題の拡散(Divergence):考慮すべき要素の洗い出し
認知形成を目的とする広告活動を見直すにあたって、以下の要素が重要です。
- ターゲット層へのアプローチ方法
新聞購読をしない世代(40代以下)にリーチするためには、デジタルメディアやオンライン広告が必要です。 - 広告手段の網羅性
折り込みチラシは地域住民全体に広告を届けることができました。この「網羅性」を新しい手段でどう実現するかが課題です。 - 情報の保存性
折り込みチラシは紙媒体として家庭内で保管され、必要なときに再度閲覧されるメリットがありました。デジタル化においても、保存性を持たせる工夫が求められます。 - コスト対効果と効果測定
広告活動において、費用対効果を高めるためには、データを活用した効果測定と改善が可能な広告手段が求められます。
3. 問題の収束(Convergence):解決すべき大枠の方針
以上の要素を踏まえ、広告活動の解決策としては「ネットメディア・デジタルメディアへの転換」が必要です。これにより、ターゲット層の拡大、網羅性・保存性の確保、コスト対効果の向上、効果測定の精度向上が期待できます。
4. 解決策の拡散(Divergence):具体的な手法の提案
ネットメディア・デジタルメディアを活用した具体的な解決策として、以下の方法が考えられます。
- デジタルチラシの導入
- オンラインチラシプラットフォーム(Shufoo!やLocariなど)を活用し、折り込みチラシの代替手段として家庭に情報を届けます。
- 電子メールマーケティングにより、定期的にキャンペーンや新サービス情報を配信します。
- オンライン広告の活用
- GoogleやSNS広告を利用して、地域や年齢、興味関心に基づいたターゲティング広告を展開します。
- ビジュアル効果の高い動画広告を作成し、YouTubeやInstagramで配信することで認知形成を強化します。
- 自社ウェブサイトの強化
- 検索エンジン最適化(SEO)を実施し、「リフォーム 〇〇市」などのキーワードで検索結果上位に表示されるようにします。
- 顧客レビューや施工事例を掲載し、信頼性を高めます。
- 地域密着型SNSの運用
- 地域イベントやリフォーム事例をSNSで定期的に発信することで、地元住民への認知形成を図ります。
- 地域のインフルエンサーや地元情報サイトとの連携を強化します。
5. 解決策の収束(Convergence):広告活動の新しい方向性
これらの手法を組み合わせることで、以下のような効果が期待されます。
- ターゲット層への的確なアプローチ
新聞を読まない世代にも効果的にリーチでき、地域の潜在顧客を広くカバーできます。 - コスト対効果の向上
折り込みチラシに比べて、ターゲットを絞った広告配信が可能となり、無駄なコストを削減できます。 - 効果測定と改善が可能
広告閲覧数やクリック数、問い合わせ件数などをリアルタイムで把握し、広告の改善サイクルを回せます。
6. まとめ:持続的な広告活動のための戦略転換
新聞折り込みチラシは、現在の市場環境と顧客動向の変化により、未来につながらない手法となっています。リフォーム業者は、ネットメディア・デジタルメディアを活用して、認知形成を含めた広告活動全体を再設計する必要があります。これにより、短期的な集客効果だけでなく、長期的な市場競争力の強化が可能になります。
以上で朝礼を終わります。
2025年2月12日 at 8:07 AM
おはようございます。
認知形成を含めた広告活動を今後どのように変えるべきか
既存のアナログメディアが未来につながるか?
では、何が未来につながるか?
次代を担う層が何のメディアなら広告活動に興味を持つか?という部分。
短期的な集客だけでなく、長期的な認知の醸成もメディアとしては、デジタル中心になるという当たり前のことをきちんと現場ではコミュニケーションを通じて共通認識にしていきます。
理解するのは以下
広告活動の解決策としては「ネットメディア・デジタルメディアへの転換」が必要です。
なぜ必要か?までをしっかり理解してミーティングでは顧客と未来を作る会話をします。
2025年2月12日 at 9:18 AM
時流から変化対応を促すのもひとつのフレームです
フレーム思考を共有していきましょう
2025年2月12日 at 8:38 AM
広告活動が投資と考えると、今業界全体でより時代にあった投資場所に費用を投下できているか。ここが問題になってくると思います。
単にデジタルシフトという話をしても僕たちの立場上ではそういう話をするだろうなで終わりがちになると思いますが、そこにしっかりと普段の生活で相手が感じている変化、世の中の状況を踏まえて問題を定義してよりよい未来を一緒に作れるようにしていきます。
2025年2月12日 at 9:20 AM
ロープレで練習して、時流から変化を促すことを練習してください