おはようございます。10月30日SHIPの朝礼を始めます。最近何度か話している3層構造について、以前からよく聞いてきたであろう「あり方」と「やり方」という単語を使っての解説をChatGPTに書いてもらいました。今日は少し長くなります。
組織が成長し続けるためには、「人」が中心にあり、その人々が一貫した価値観と目標のもとで行動できる環境が不可欠です。そのためには、組織の「あり方(To Be)」と「やり方(To Do)」がトップ層から現場までしっかりと共有されていることが重要です。ここで「あり方」とは、その組織が何を大切にし、どのように存在し続けたいかを示す信念や価値観です。そして「やり方」は、あり方を日々の活動に落とし込むための具体的な方法や手順です。本稿では、人が成長する組織をつくるために、この「あり方」と「やり方」がどのように相互作用し、またミドルマネジメント層の果たす役割について考えていきます。
1. あり方:揺るがない「道しるべ」
まず、「あり方」とは組織や個人が「何を大事にし、どのように存在したいか」を示す基盤の考え方です。たとえば、ある企業が「正直であること」を大切にしているのであれば、どんな状況でも正直さを重んじるでしょう。このような価値観がしっかりと確立されていれば、たとえ多くの選択肢があっても、「目的と価値に合った方法」が選びやすくなります。
ジム・コリンズとジェリー・I・ポラスは、1994年に出版された『ビジョナリー・カンパニー』(原題:*Built to Last*)で「成功する企業は、明確な価値観を持ち、その価値観に基づいて判断と行動をしている」と述べています(Collins & Porras, 1994)。このように、あり方は組織にとっての「道しるべ」となり、個人も組織も一貫性を持って進むための支えとなるのです。
2. ミドルマネジメントの役割:あり方を現場に伝える橋渡し役
「あり方」を全体に浸透させ、それに基づいて「やり方」が現場で活用されるには、「ミドルマネジメント層(中間管理職)」の役割がとても重要です。ミドルマネジメントは、上層部(トップ層)が定める価値観や目標を具体的な行動に変換し、現場のスタッフにわかりやすい形で伝えます。これによって現場の人々は、単なる「指示待ち」ではなく、自ら考え、行動できるようになります。もしミドルマネジメント層がこの「橋渡し役」を果たさなければ、トップ層が毎回指示を出す必要があり、現場が受け身になりやすくなります。
野中郁次郎(のなか・いくじろう)氏は1994年の論文「A Dynamic Theory of Organizational Knowledge Creation」で、このミドルマネジメントの重要性を説明しています。野中氏の「SECIモデル」では、組織内での知識が、個人やチーム間で「共同化」「表出化」「結合化」「内面化」のプロセスを通じて共有・発展することが示されています。野中氏は、「リーダーが持つ抽象的な価値観(あり方)をミドルマネジメントが解釈し、現場に役立つ知識や行動(やり方)に変えることで、組織全体の成長が促される」と述べています(Nonaka, 1994, *Organization Science*, Vol. 5, No. 1, pp. 14-37)。このように、ミドルマネジメントは組織に一貫性を与え、全員があり方を理解し、共有するための重要な役割を担っているのです。
3. やり方:あり方を具現化する具体的な行動
「やり方」は、あり方に基づき具体的な行動に移すための方法や手段です。状況や目標に応じて柔軟に変わり、例えば日常のタスクや特定のプロジェクトにおいて、最善の方法を選ぶことが求められます。同じ「お客様を大切にする」というあり方を持つ企業であっても、顧客ニーズに応じた対応方法や状況ごとの柔軟な対応が必要です。
ヘンリー・ミンツバーグは、「やり方は環境や状況に応じて柔軟に適応されるべきものであり、特定の目標や価値にかなった行動が求められる」と述べています(Mintzberg, 1987, *The Strategy Concept I: Five Ps for Strategy*, *California Management Review*, Vol. 30, No. 1, pp. 11-24)。ミドルマネジメントがトップ層のあり方を現場のやり方に変換することで、現場のスタッフが価値観に沿った行動を取りやすくなり、組織としての成果も高まりやすくなるのです。
4. あり方とやり方の相互作用:組織全体の一体感を生み出す
あり方がしっかりと確立され、ミドルマネジメントが現場に橋渡しすることで、やり方が一貫性を持って実行されます。組織変革のリーダーシップに関する研究で著名なジョン・P・コッターは、組織が明確なビジョンに基づいて行動することで、チームの一体感が生まれ、成果が向上すると指摘しています(Kotter, 1996, *Leading Change*, Harvard Business Review Press)。こうして、あり方とやり方が互いにフィードバックし合うことで、組織全体が同じ方向に向かい、力を最大限に引き出すサイクルが生まれます。
5. まとめ:人がすべて、人が育つ組織をつくっていきましょう
人が成長する組織では、リーダーがしっかりとした「あり方」を示し、ミドルマネジメントがそのあり方を現場のやり方に結びつけ、現場の人々が自発的に行動できる環境を整えています。これにより、現場は状況に応じた判断と行動ができるようになり、組織全体で一貫した目標や価値観が共有され、全員が力を発揮できるのです。組織の成長を支えるのは「人」そのものであり、すべての人が育ち、成長する組織づくりを目指していきましょう。
以上で朝礼を終わります。
2024年10月30日 at 7:20 AM
おはようございます
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人が成長する組織では、リーダーがしっかりとした「あり方」を示し、ミドルマネジメントがそのあり方を現場のやり方に結びつけ、現場の人々が自発的に行動できる環境を整えています。
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上記がまさにWCTの状態です。
3層レイヤーで
考え方
↓
管理
↓
オペレーション
の重要な歯車を回す役割も含め、
上位レイヤーから下層レイヤーまで一気通貫で歯車を嚙合わせるカルチャーがあり、全体が一貫性を持ち、目的に向かって進んでいける。
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「リーダーが持つ抽象的な価値観(あり方)をミドルマネジメントが解釈し、現場に役立つ知識や行動(やり方)に変えることで、組織全体の成長が促される」
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ミドルマネジメントが解釈=言語化をして、上位レイヤーを何度もやり取りする中で理解をして、下層レイヤーにここもわかるように上位レイヤーの考えを言語化して、何度も繰り返し実行・振り返りをする。
最初は自分で試行錯誤してこの言語化→理解があっているかを現場で実践する中で磨き上げていく。
改めて何度も構造を理解して、役割をお手本に沿って考えていくと、自分の構造の中では、役割も不明瞭で勝手に解釈した方針を実行させていたと気づきます。
一貫性は保たれますが、解釈した言語化が間違えているので、現場で実践してくれていても、歯車がかみ合わず空回りということが起きました。
これを今は自分で実践してすべてのレイヤーでの役割を解釈→言語化して一気通貫で実行していきます。
人がすべて。応援しあうプロ集団。
自分の役割で応援とは、顧客の問題解決をして勝たせること。そのために人が成長し、プロとして最大のパフォーマンスを発揮するチーム・組織をつくっていくこと。
2024年10月30日 at 9:48 AM
ChatGPTに書いてもらうと、自明だと思って省くところがなく汎用的な文章になりますが、このような記述も必要だなと思います
民主主義的にはどの「考え方」も正しいですが、それでは選ばれる組織にはならないし、何よりも成功体験が積めません
理念に基づき、もまれ、決定された「考え方」があって、それが実働して成功した場合再現性をより高める
うまくいかなかったらまた上位からやり直してリトライし成功を体験する
そのような成功体験できる環境を日々アップデートするのが人が育つ場だと思います
2024年10月30日 at 8:33 AM
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。
チームのありたい姿や自分のありたい姿、ゴールの旗が常に見えているからこそ、制作意図の大切さや改善業務を前向きに考え行動できる姿勢でいられるのだと感じます。
下層責任者として、PMと相談しながらディレクターからいただいた制作方針、お打ち合わせでいただいたご要望を元にサイトを完成させる。
今は下層責任者という役割が多いですが、PMと同じ目線で考えることでよりお客様に喜んでいただけるサイト制作への貢献や、PMを任せていただいた時にお客様に喜んでいただけるように対応できる体制を整えておくなど、日々の意識で自分のやりがいや喜びも変わると感じます。
改めて、3層構造を意識して取り組み、お客様に喜んでいただくために自分ができることを一つでも増やしていきます。
2024年10月30日 at 9:51 AM
>今は下層責任者という役割が多いですが、
>PMと同じ目線で考えることでよりお客様に喜んでいただける
どの立場でも、意図・目的は共通だし、より上位の立場で考えることで毎日が自分の職位の向上につながってきます
その調子で 応援してます!
2024年10月30日 at 8:46 AM
おはようございます。
本日もよろしくお願いいたします。
今は会社の中でのあり方、働き方への在り方など先輩方から教えていただく中で、私自身はやり方というぶぶん、行動部分が確立していないのが現状だと思いました。
また。自分の中でやり方があり方になってしまうことがあるので、この違いを間違えて案件に入らず、お客様のためにお客様のサイトの在り方を考え作成に取り組んでいきたいと思います。
2024年10月30日 at 9:53 AM
>自分の中でやり方があり方になってしまうことがあるので、
>この違いを間違えて案件に入らず、
ここがわかっていて、意図・目的をくんで仕事に取り組んでいれば大丈夫です
応援してます!
2024年10月30日 at 8:59 AM
今日の内容ありがとうございます。
まさにここの考え方だと思います。今までは営業として、直接小松社長にお時間をいただいてトライして来た経緯もあり、自分の理解で行動していけばよかった。ですが、今はその橋渡しをしていかないといけない。そうすると相手の具体的な行動まで影響を出していかないといけない。ここがカギになることを理解して少しずつでも数ミリでも進んでいきます
2024年10月30日 at 9:57 AM
>今はその橋渡しをしていかないといけない。
ミドルマンをやり始めたところです
日報コメントなど、継続して行うところからですよ
自分が通ってきた道だからわかる部分と、自分はクリアしてしまったのでわからなくなったところがあります
意図・目的はまずは「喜んでいただく」ですので、前進しましょう
応援してます!