ビフォーアフター社長日記

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もし倒産しそうになったら 10月29日 SHIPの朝礼


おはようございます。10月29日SHIPの朝礼を始めます。

9月26日の記事。

残念ながら当社のお客様が10月21日付けで事業を停止しました。当社の貸倒負債の可能性はサービスフィーの1か月分ですから、2023年12月期末時点で約1億500万円といわれる総負債からみると債権者リストの最後のグループになるでしょうから、悔しいですが回収見通しはないでしょう。

9/26記事では倒産の本質的なことを記しました。
「会社が生み出す付加価値が、コストを上回る状態を歯を食いしばって維持していれば会社は存続できますし、コストを下回ることが一定以上放置されると倒産します。」
実際は資金が尽きて資材や工事代金の支払いができなかったり、銀行の借入返済ができなくなったところで「事業停止」になり、その後債権債務の清算を行って、裁判所で会社清算の手続きが行われ、それが終了したところで倒産となります。つまり資金が尽きるとゲームオーバーになります。

私がリフォーム会社を経営していて、資金が尽きそうになったらどうするか?

すぐに現金化できそうなことに全振りすると思います。例えば、どこか事務機屋さんにいって廃棄するコピー機をゆずってもらって、A4の半分のサイズの網戸張替えのチラシをモノクロで作り、一日300件とかポスティングし、携帯電話とメールで問い合わせを受けるようにします。引き合いがあったら自分ででかけて、見積をその場で行い、前金をもらって、その資金でホームセンターで網を仕入れ、装着して納品します。これを資金がある程度積みあがるまで、毎日繰り返します。そのうち、網戸張替えのあった客先で、給湯器が調子悪いとか畳の部屋をフローリングにしたいとか、屋根の塗り替えをしたいとかいう声をかけてくる人が何件かに1件の割合ででてきます。丁寧に対応して、そんな工事ができる業者を探して、工事費をネゴして、自分の取り分を決め、前金をもらって受注し完工し、工事が終わったところで仕入れ代金を支払います。

冒頭に書いたように理屈なしで「すぐに現金化できそうなことに全振り」し、お金が常の手元に残るような工夫をします。特殊状況のように見えて、これがすべての商売の原点だということもわかってもらいたいと思っています。資金が底が尽きそうなときに、ブランディングが~~とか、SNSでバズらないかと~~に時間を費やすと、助かりません。

ちょっと変わった内容になりましが、以上で朝礼を終わります。


6 コメント

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  1. おはようございます。

    ゲームオ―バーにならないように現金化に全部ぶり

    企業存続が役割だとすると、すぐにできることで現金を作りに行く。
    経営環境の変化があると思いますが、根本的な商売の原則。

    即断して即行動に移す。
    その企業にとって何が重要か?自分の役割は何か?
    何のために仕事をしているか?

    お客様に喜んでいただく、勝たせることにつながる正しい考え方に沿って迷わず、
    持続可能な価値を高める考え方と行動を実践していきます。

    • ケースは倒産目前という特殊な状況でも
      相手に喜んでいただくを起点にした問題解決フレームだと
      今日のような内容で問題は解ける
      だからテンプレから脱することが必要

  2. おはようございます。
    本日もよろしくお願いします。
    付加価値がコストを下回ったとき、すぐに行動することが重要だと思いました。放置していたら、ダメになる一方。
    これは自分自身の働き方にも同じようなことが言えると思いました。私自身の倒産ありませんが、できないことや問題点を放置することで社内での自分の付加価値は低下し、すぐに解決すればその分成長できる、
    今ある問題にすぐにできること(今回のようなコピー機を買って網戸交換のチラシを作るといった行動)を自分から行動することが、近道になると思いました。

    • >私自身の倒産ありませんが、
      >できないことや問題点を放置することで
      >社内での自分の付加価値は低下し、
      >すぐに解決すればその分成長できる、

      この内容を自分に置き換えができていてすごいと思いました
      さすがバスケチームのキャプテンです

  3. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    網戸交換のような小さな工事を丁寧に心を込めて施工する、そこでヒアリングなどしてお客様が普段の暮らしで困っていることを伺い、部屋が寒い暑い、お湯が出づらい、使いづらい、、など、単価の高いリフォームのご依頼に繋がること、
    ここをイメージすると、ウェブサイト制作でメニューや事例ページをご発注いただいた際、お客様それぞれの強み、丁寧な提案、長年培ってきた知識や技術などを伝える。
    エンドユーザー様にできる限り伝えることで、実際にお問い合わせした際、ウェブサイトでのことは本当だったんだと思い、早い段階でお客様とエンドユーザー様の間に信頼関係の芽ができる、というところが私が貢献できる一つと感じます。

    ページ一つひとつの公開後のイメージをし、お客様を勝たせることで売り上げに繋げられるよう努めてまいります。

    • 今日の内容のように一見自分と関係なさそうなことを
      自分の業務に置き換えて考えられるのはすごいことです
      普段の日常の何気ない経験からも学べるようになってきているのだと思います
      その調子で!

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