ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

企業の倒産と永続的繁栄 9月27日 SHIPの朝礼


おはようございます。9月26日SHIPの朝礼を始めます。

暗いニュースではありますが、愛媛の昭和建設様が倒産・自己破産の準備に入ったとの報道が昨日ありました。


帝国データバンクによると、2023年の企業倒産は8497件、前年を2121件上回り、2024年1-8月の倒産件数は6553件となり、前年同期(5449件)を20.3%上回って推移しています。

親しくしていた会社様が倒産したことは以前もありましたし最近では破産の手続きをサポートしたこともありますが、そんな時に心に浮かぶことは「もっと早く知らせてくれれば」という思いです。川下りをしている船があるとします。進行方向に滝つぼがありそのまま進めば転落して大惨事になることがわかっているとします。滝つぼの1キロ先だったら進行方向を変えて川べりにつけて人を船からおろして別の策を考えることができますが、滝つぼ手前10メートルに知らせてもらっても打つ手がありません。

ところで何故会社は倒産すると思いますか?

逆に会社は何故存続できると思いますか?

ざっくりいえば、会社が生み出す付加価値が、コストを上回る状態を歯を食いしばって維持していれば会社は存続できますし、コストを下回ることが一定以上放置されると倒産します。会社の単位を一段下げると部門になりますが、部門ごとの「付加価値-コスト」の総和がプラスであれば存続できます。さらに部門の単位を一段下げるとチームだったり個人だったりしますが、チームあるいは個人の「付加価値-コスト」の総和が部門損益になります。新人や新規事業に携わる人は金銭換算の付加価値を生み出すことは難しかったりしますが、そのような育成状態がないと将来がありません。これを「良い赤字」「積極的赤字」と呼んだりしますが、将来性が付加価値を上げますので定量的には赤字でも定性的には黒字です。また数年で「付加価値-コスト」に育ち、今度は新人や新規事業部門を支える存在になります。このように「付加価値-コスト」の黒字と赤字は常に混在しますが、前者が後者を上回るように社員の協力を得てコントロールしていくことを経営と呼びます。

倒産は「付加価値-コスト」における赤字を放置することにより確実に起こります。永続的繁栄は「付加価値-コスト」の黒字創出を、関わる人に嫌われることもいとわず、先手先手で手を打ち続けることにより、運次第ですが、やっとのことで実現します。私は永続的繁栄を目指します。

「もっと早く知らせてくれれば」何をサポートしたかというと「付加価値-コスト」「現金:収入ー支出」の両方のプラスを早急に創ることです。問題がありそうなお客様がらいらしたら経営改善会議を紹介してください。

以上で朝礼を終わります。


6 コメント

Add yours

  1. 「付加価値-コスト」

    全体からドリルダウンしていくと、個人の積み重ねが会社の構造を作っている。
    会社単位
    部門単位
    個人単位

    個人の目標と会社の目標を重ね合わせ、志をもって仕事をしていく。
    正しい繰り返しをして、お客様の役に立ち、勝てるようにする。
    これが、結果的に顧客が勝ち、シップも勝ち、自分の目標も実現できる。

    お客様もそうですが、自分や自部門、自分のチームに置き換えて考え、実践していきます。

  2. 「付加価値-コスト」
    自分自身やチームにも当てはめて考えることで稼ぐには付加価値が
    コストを上回る必要がある。シンプルだと思います。

    日々なんとなく過ごしてしまうと、そうすると気づいたときには
    挽回することが難しくなっている。
    未来に向けてシンプルな法則を意識して、想像して、
    付加価値を作れる個人・チームを作っていきます

    • チームメンバーができたら
      単に好かれることを優先して優しい人になる誘惑にかられます

      付加価値-コスト
      になるようメンバーを育成することがみんなのためになります

  3. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。
    私自身会社にとっては赤字というのは現状でこの赤字を黒字にするためにどうしたらいいのか先輩に頼り切るのではなく、自発的な行動を心がけて、意味のある「赤字、」「良い赤字」となるように、会社に貢献できるように行動します。
    また、倒産寸前では間に合わないとあったように、自分に置き換えたとき何事も早めに対処が重要で、何かミスやわからないことがあったら取返しが付かなくなる前にホウレンソウを心がけていきたいです。

コメントを残す

※Emailは公開されません。

*