おはようございます。8月7日SHIPの朝礼を始めます。
リフォーム産業フェア、今日が二日目です。日報を読むとさまざまですが、「感想」で終わっては、自分の成長にとって何の寄与にもならないという点では普段の業務と同じです。
タイトルは私が登壇するセミナーのお題のひとつですが、なかなかスケール感があります。
「AIが変える」の前にAIがあろうとなかろうと変わらないビジネスの原理原則を考えてみます。それは「人や会社の盛衰は市場が決める」「顧客に選ばれない会社はなくなる」、顧客満足を提供できるか否かが未来を決めるということです。その顧客満足を生み出す源泉は「人」であり、今すでに顕在化している問題は「人」の採用や育成が難しくなってきているということです。だとしたら、「人」を代替する手段を補完することが問題解決だし、その問題解決の具体策であるAIの戦力化に成功する人や会社は顧客満足を得られるし、そこに躊躇して遅れる人や会社は選ばれなくなります。業界全体でいえば、市場が必要とする淘汰が起こりますので、AI活用により顧客満足は今より向上し、事業者の顔ぶれが今と変わるかもしれませんが、生活者にとっては住みよい未来が選択されていくことでしょう。
ここまでは抽象的な考察でしたが、具体的なAI活用を考察してみます。
仕事ができる人は、何ができるのかというと、社内でも社外でも顧客(相手)とコンセンサスの取り方が優れています。ストレスの少ないコンセンサスのプロセスは適切な選択肢が提示されて、顧客が意思決定しやすい状態を作り出すことです。AIが得意なのは「適切な選択肢」を短時間で示すことです。そこに優先順位をあらかじめ決めておけば、自動化することができます。
住宅業は私達の仕事である広義のシステム開発と似ていて、コンセンサスを適切にとっていく仕事です。そのために、過去の仕事の実績やそのもとになっている考え方を使って、これから起こることを予測し、選択肢を示すことでスムーズに仕事は進み、その結果として顧客満足が得られます。
AIが変える住宅業界の未来予測は、「人」を補完する知的エンジンであるAIをコンセンサス獲得手段と業務自動化主観として活用できた会社が新しい時代の顧客満足を得て、業界地図が変わるということです。
以上で朝礼を終わります。
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