ビフォーアフター社長日記

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それってあなたの感想ですよね 1月12日 SHIPの朝礼


おはようございます。1月12日SHIPの朝礼を始めます。今日のタイトルは「あ~あれね」と皆さんわかったと思いますが、ベネッセが行った2022年の小学生の流行語ランキングの1位になった、「ひろゆき」こと西村博之氏の言い回しのひとつです。エビデンス(証拠・事実)がなく主観だけで相手を説得しようとする人の話を止めたいときにはこのようなニュアンスを差し込みたくなることがあります。
 
あるサービス商品の有効性を説明するとき、ざっくり下記の4つのパターンを想定すると、皆さんが納得しやすいと思われるのはどれですか?

1)ほぼ主観
  御社の結果は◯◯になりました。サービスの有効性がおわかりいただけたと思います。

2)ほぼ客観データ
  このサービスの利用者は100名いて、すべての結果はこのようになっています。すべてが有効性はプラスが認められ、御社はその中でも上位3割に入るパフォーマンスです。サービスの有効性がおわかりいただけたと思います。

3)客観データが主、主観で解説
  このサービスの利用者は100名いて、すべての結果はこのようになっています。すべてが有効性はプラスが認められますが、費用対効果の観点では従来サービスを超えている比率が7割で3割は課題がありますが原因はだいたい目星がついています。御社は◯◯面の基本価値の高さから、全体で上位3割に入るパフォーマンスですので、このままサービスを継続いただいてよろしいかと思います。

4)主観が主、客観データが小
  御社の結果は◯◯になりました。もともとの仮説としていた従来サービスより費用対効果を上げるという意味ではクリアしております。サービスの有効性がおわかりいただけたと思います。

1)で説明されると「それってあなたの感想ですよね」と言いたくなりませんか? 4)も厳し目の人はそのような反応をすると思います。サンプル数が少ないとこのような答え方にならざるを得なくなることが多いものです。

2)は見ればわかる内容で読み聞かせされてもちょっと辛くなります。

納得性の高いのは3)ですよね。網羅的な試行のデータがあり、成果の構成要素もどうやら検討されていて、従来サービスとの費用対効果も測定されており、全体の中での自分の位置づけがわかり、相対的に高い位置づけの理由も解説してもらっています。

専門家に行ってもらいたいのは分析であり、分析とは比較のことです。十分な比較を踏まえて、判断の選択肢や選択のアドバイスが私たちに向けられている期待です。

それってあなたの感想ですよねは、人に言うと危険すぎますので、たまに「点」発想してしまったときには自分で自分にひろゆき風ツッコみをして笑い飛ばして気分転換するのが良いかと思います。

以上SHIPの朝礼を終わります。


16 コメント

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  1. それってあなたの感想ですよね

    現場の会話でありがちな現象の読み聞かせ
    何故失敗していて、どうすれば改善できるのか?
    または、なぜ成功したのか?

    この言語化が必要で、顧客も提供サービスに関して納得がしたい。
    この仮説の根拠と、結果の原因分析。このセットでWMMでは話せるように整えていきます。

    • 優先順位は視点の高さで変わってくるので
      優先順位の判断を個人に委ねたままだと
      その人の目線で見える優先順位になってしまうので
      それが今の状況だと思います

      方針で優先順位を決め打ちするか
      個人の目線を上げるか
      どちらかになります

  2. おはようございます!
    今日もよろしくお願いします。

    >専門家に行ってもらいたいのは分析であり、分析とは比較のことです。

    目の前のしか見ていないと読み聞かせになってしまうんですね。
    数値報告の際に、どうすれば読み聞かせにならないんだろう?と考えていたので、すごく納得しました。

    以前の自社の状態や競合他社の状態と比較することで、データを見たらわかる読み聞かせから脱却できると思うので、
    お客様とのお打ち合わせの際に実践していきます!

    • 続けると
      比較すると相違が見えます
      相違には原因となる要因があります

      ここにスキルが要るのですが
      SHIPの強みはここがバラけないことなのです

  3. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    >>> それってあなたの感想ですよね

    始業式のディスカッションで、プロとして解像度を上げるためにはなにができるか、という話題が出ました。
    なぜを5回問う。自分で自分に問うことで、物事に対する解像度をあげる手段として行動することができ、ご指摘いただく前に改善できることも見つけられるかと感じました。
    私はまだまだ足りないところが沢山あるとわかっているなら、ご指摘をいただく前に、相談したり先読みすることが大切と感じています。
    信頼は時間をかけて構築され、一瞬で壊れてしまうものだということもわかり、自分に問うことはとても大切だと感じます。

    • デザインの場合は
      ひとつの案を思いついたら、同時に2案目、3案目をアウトプットすればいいと思います
      ひとつは、言語化が進みます
      ふたちめは、他人のアドバイスを得やすくなります
      みっつめは、普段からインプットする習慣も身につきます

  4. 昨日のWMMでもありましたが、
    相手の問題(反響減)に対し、
    何がその問題に関与してるのか、
    そこには何かしらの数値原因(どんなSSが減ってるかなど)や時流、相手の販促量から課題の仮説は出ると思うので、
    あとは同じような症状は他にも出てるのかを回りとも共有するためにもGK Kの場などを使ってどう対処していくことがベストかを出して、ユーザーと議論する必要があると思います。

    • 反響減自体も測定を定義する必要があります
      主観なのか、定点観測的な客観なのか
      そこからその反響の発生の構造を考察するということになります

      感想から抜け出すことだと思います

  5. おはようございます!
    WMでは既に行なっていただいているサービスの有効性の説明が必須になってくるかと思います。
    現状の自分は、見ればわかるような数字の読み聞かせで、昨対比や推移での話はするものの、比較という点で不足していると感じました。

    積み上げて獲得しなければいけないプロとしてのスキルかと思いますので、実践してみます!

    • 小日向さんへのコメントのコピペです
       
      比較すると相違が見えます
      相違には原因となる要因があります

      ここにスキルが要るのですが
      SHIPの強みはここがバラけないことなのです

  6. 専門家に行ってもらいたいのは分析であり、分析とは比較のこと

    十分な客観データと比較に基づく分析と解説
    ここに到達しないと、1)2)4)だと
    ChatGPTにあっさり追い抜かれる。

    現状はいずれかのレベルなので
    危機感をもって今期3)のレベルに少しでも到達できるよう
    営業としてもスキルを高めていきます。

  7. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    >専門家に行ってもらいたいのは分析であり、分析とは比較のことです

    WMもそうですが、広告の報告においても何が原因で反響が出たのか、出なかったのか、他の会社の広告と何が違ったのかなどを言語化してお客様に報告する必要があるなと感じました。

    これからサブ担当として本格的に数字の報告などを行なっていくのでまずは実践していきます。

    • 数字の報告は書いてあるから極端にいえば要らない
      評価とその要因について、比較にもとづいて報告して欲しいと思わています
      ここにスタート地点を置き直してください

  8. 3)客観データが主、主観で解説
    >油断するとすぐ点で反応して感想になると思います。
     WMMでもその会社さんのデータしか見ない癖があります。
     この会社さん、ほかの100社と比べてどうなのだろう。
     ここを改善すればここに近づいてこうなるだろう。

     これが話せるとSHIPとの関係を断ちにくくなるイメージはできます 

     SHIPの強みを活かして広い視野でデータを活用できるように
     練習をしていきます。

    • 当社の強みは、同じ事業者に、同じ目的のサービスを誰よりも多く提供していることです
      ここから発生するデータにより、比較して、構成要因をつきとめ、改善を試行していくことでさらに有効なデータが生成されます

      意味のない反射行動をする前に、強みの認識に照らして考えるよう習慣化しましょう

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