ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

試行と検証 7月28日 SHIPの朝礼


おはようございます。7月28日SHIPの朝礼を始めます。リフォーム産業フェアでお客様対応された皆さんお疲れ様でした。立ちっぱなしの応対はなかなかタフだったと思います。今日のテーマは、仕事を「試行と検証」と認識しなおしてみると、実になること、身につくことが数倍変わりますという話です。

フェアのブースでの対応は、一日が終われば、何人に声をかけて何人と話ができて、何人に申し込んでもらったか、という結果が出ます。一日目の結果、二日目の結果、それを集計すること自体は良いことですが、この結果は数字後には忘れます。その人が翌年またブース対応したときに進歩があるかといえば、慣れの分多少はあると思いますが、せいぜいそれくらいであまり変わりません。これが予想や仮説に基づいた試行をしていたら、仮説と結果の何が違ったのか、要素分解をして、良かった要素、不足だった要素を評価すれば、次回はこの経験が生きます。

コンビニのレジ集計も締め時間が来ると一日の売上が確定します。当日の売上、前日比、前週比、前月比、前年比、売れ筋ランキング、売れなかった商品リストなど、現在だとPOS(Point of Sales)システムによりすぐに出すことができます。しかしこれも結果をながめていても業績アップにつながる行動になっていきません。

セブンイレブンジャパンの鈴木前会長はPOS(Point of Sales)システムの導入の目的を、消費者に受け入れられる商品とその背景となる消費者の購買動向について仮説を立て、自らがそれを検証する道具としてPOSを使うとおっしゃっていました。さらに「情報を収集して何らかのアイディアを抽出することではない」とも付け加えています。「消費者の購買動向」とはそのときどきの傾向や流行りといったものもあるし、近所の小学校で運動会があるとか、3日くらい雨が降り続くだろうとか、そんな要因での需要動向であり、それによって売上を仮説立案し、仕入れを増やしたり減らしたりしますが、その検証をするためにPOS(Point of Sales)の数字を使うということです。消費者の購買行動の解像度を上げて、その動向に商品を当てはめて仮説立案することが主であって、「ある商品が何個売れました」という結果は主ではないということです。

仮説の解像度が上がると検証も鮮明になり、ひとつひとつが検証済の実績データとなってノウハウ化され、それが競争力につながります。当社の仕事にもぴったりと重なる話です。GoogleAnalyticsはセブンイレブンでいうPOS(Point of Sales)です。検証の道具です。検証とセットで考えるためには常に仮説とセットで「試行する」と考えればよいと思います。「仮説のない実行」と「試行とセットの検証」はほとんどのことは重なりますが、実になること、身につくことが数倍変わります。

今月は月末が土日ですので、実質今日が様々な締め日です。今日の朝礼の内容もふまえ、しっかりと月を締めて、8月を迎えていきましょう。以上で朝礼を終わります。


12 コメント

Add yours

  1. 「仮説のない実行」と「試行とセットの検証」

    データを仮説検証の道具につかう。AIに任せきりにせず、現場のファクトデータからなぜ、この数字が出たんだろう?という検証をしていれば、地域の購買行動の変化に気づいて、手が打てるようになる。
    この辺りは異常値になりますが、これも、通常たてていた仮説とは違う。ということに気づかなければ出てこない考察とそこからの次につながる行動になります。

    単にデータが出ました。では何にもつながらず、現象を表示しただけ。
    仮説がある実行と試行・検証はセット。ここを何度も落とし込み行動します。

    • スマホが手元にあって検索やSNSが身近になっている中で
      ユーザー様それぞれの顧客はどのような動き(購買行動)になっているのか?
      その現状把握が施策の起点になる
      ありったけ情報収集する人もいれば、昔から馴染みだということで純粋想起に基づき行動する人もいる
      どの層に対してどんな施策をすることで現状Aから未来Bに変わるのか
      こうした共創関係を作る 

      現状把握 ≠ 過去データの羅列
      ではない
      その前段階の解像度を上げることだ

  2. おはようございます。

    高校生の時コンビニで働いていた時は客層を理解し仕入る物を変えたり平日と土日でHOT商品の出す量を変えたりとお客様が何を欲しているのか様々な試行検証を行った記憶を思い出しました。

    YouTube運用代行、動画活用、GA4導入全ての業務に試行検証を行い習慣化もそうですが、内容の理解、目的を考え実行するという事が必要になってると思います。

    今後は動画広告の業務も増えていくと思うので、今日の情報をインプットし、試行と検証をセットでお客様のお役立ちをしていきます。

  3. おはようございます。
    本日もよろしくお願いいたします。

    本日の朝礼では、学生時代のユニクロでのアルバイト経験を思い出しました。
    毎日、売り上げ目標、集客目標など、様々な目標を共有した後、業務を行なっていました。
    その際、近くの小学校で運動会があるから・雨の日だから・コロナ禍だから○○を売っていきましょう。○○が売れました。などということも共有を受けていました。

    今思うと、数字だけではなく、なぜその数字に結びついたのか、その時の環境や変化の共有が良い経験でした。

    日報で振り返る際も、数字や時間だけではなく、どのような状況だったのかを一緒に振り返ることが大切だと感じました。
    また、今日の結果だけではなく、そのために明日・これからどうしていきたいかも同時に考える習慣をつけていきたいです。

  4. おはようございます!
    2日間ありがとうございました。

    初参加ということで、会場の雰囲気なども含めて正確な仮説が立てられていないまま参加しましたが、1日目でおおよその雰囲気と流れが掴めたので、2日目では声かけの仕方など改善して、行動することができました。

    今回私が取れた登録件数は4件、目標は未達となりました。どういう仮説を立てて試行をしていれば、登録見込みのお客様に登録依頼まで持って行けたのか、検証して来年のフェア、そして、Instagram営業の際などに活かしていきます。

    • 2日間の経験を良い経験にするために

      試行回数(n) × 成功率(r) = 結果
      に基づき解いていけばいいと思います

      おそらく躊躇した分、nが十分でなかったという結果がいちばん多かったりします。
      一般論ですが、r はモノの話だと下がります。顧客のなりたい姿の方向に向ければ上がります。あとはイベントだからイベントのりもうまく使えば上がります。

  5. 2日間フェアおつかれさまでした。

    >仮説の解像度が上がると検証も鮮明になり、ひとつひとつが検証済の実績データとなってノウハウ化され、それが競争力につながる

    仮説と検証は、フェアでもWebマーケティングにも当てはまりますが
    現場ではまだまだ「仮説のない実行」=思い付き であることが多くあります。

    予想と経験から仮説を立てるスキルは、練習していかないと解像度も上がらないので、いかに日々の業務で実行していくか。
    まずはフェア振り返りとSOS、WMM。
    声掛けて頂いて数日で霧消してしまわないように、声かけあっていきます。

  6. おはようございます!

    仮説と検証は日常から結構行っていたと感じました。入社当初は朝の調子があまり出なかったのですが、睡眠時間や食事、通勤の過ごし方など仮説検証を繰り返した結果、最近は朝から好調です。

    また、先日から、サーチコンソールのデータを使って、前年の●月から●月にかけてこの記事が読まれている。→このような現象が理由?といった仮説を立てて、どのようなコンテンツを書くかを決めています。繰り返し身に着けていきます。

    現場で話を聞くことが今後増えていくので、仮説を立てた上で具体案の立案、実行、検証を行っていきます。

小松信幸 へ返信する コメントをキャンセル

※Emailは公開されません。

*