ビフォーアフター社長日記

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最も多く考えた人が正しい 6月28日 SHIPの朝礼


おはようございます。6月29日SHIPの朝礼を始めます。今日のテーマは少しハードルが高いかもしれませんが、上半期の折り返し地点で「顧客満足」「フレーム化」「先手」のボトルネックを突破するヒントとして読んでいただければと思います。

「フレーム化」の具体的な展開として、チェック表的なものを作ったり、テンプレートを作ったり、トークスクリプトを作ったりしますが、それ自体は間違っていませんが、順番としてその前に行うことがあります。それは誰よりもその課題解決について考えることです。この工程なしに形を先行させると、解釈のばらつきが発生して、本質的な問題解決にはいたらないどころか、迂回した挙げ句、スタート地点に戻って来てしまいます。

ところで日本でいちばん給料が高い会社はどこか知っていますか?

ググってみてください。
多くの記事でキーエンスという会社が紹介されていると思います。事業内容等はここでは省きます。

今日紹介する記事は、あまたあるキーエンス社の逸話の中では地味な方だと思いますが、原文をそのまま引用します。

キーエンスの創業以来、滝崎氏は徹底的に考えることを従業員に求めた。同時に「最も多く考えた人が判断する」という、暗黙のルールを根付かせてきた。これに関する創業当時の逸話を紹介しよう。キーエンスがブランド名になり、販売促進課のある社歴の浅い女性社員が新しい梱包箱のデザインを担当していた。そのデザイン案について何度となく社用と議論を重ねたが、なかなか決まらなかった。ついには、その社員が「この件について、1日中、通勤の電車のなかでも考え続けているのは私です」と言い切ると、社長は「そうだな」と行って、最終判断をその社員に任せた。組織的なポジションや役割分担とは関係なく、最も徹底的に考えた者が決めるのがよいということである。(ビジネスケース『キーエンス〜驚異的な業績を産み続ける経営哲学』: 一橋ビジネスレビュー )

数え切れないほど語られるキーエンス社の経営や営業のノウハウを表面的に真似ても、「最も多く考えた人が判断する」という暗黙のルールが定着されている基盤がないとそのノウハウは機能しないのだと思います。

私たちも顧客の話を聞いて、オウム返しに反応するだけでは、問題解決から遠のくだけです。顧客の現状を正確に把握し、そのうえで課題を定義し、解決方法を数パターン用意します。そのためには、普段から誰よりも、課題と解決を考え抜き、自社サービスが解決に寄与するように当てはめ方を考え抜き、誰よりも考え抜いたという自負が伝われば提案は実現し、好循環を生み出します。

「最も多く考えた人」の出現を楽しみにしております。

以上、本日のと朝礼を終了します。


16 コメント

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  1. おはようございます!

    たくさん考えられる人は、
    その分たくさんのアウトプットを出せると思うので、さまざまな角度からの問題解決が期待できると思います。
    それに加えて、選択肢が広がることでよりお客様のニーズに沿った提案ができる様になると思います。

    Instagramに関して「最も考えた人」はシップにまだいないと思うので、「シップのインスタ運用を最も考えた人」になれる様に、まずはシップのお客様のインスタ需要を探る、他社の傾向・企画をインプットすることを意識して取り組みます。

  2. 「最も多く考えた人」

    キーエンスの営業利益率は55%。ものすごい稼ぐ力です。
    多くの考える人がいるので、この結果がついてきている。

    表面上だけでなく、内部の人が稼ぐ力がある。この状態をシップでもカルチャーでけん引して作っていきます。

    • 「最も多く考えた人」

      最も「長い時間」ではないところが重要で

      「多く」は体積なので下記の積かなと思います

      「考え方(ロジック)」×「多面性」×「考え方(感性)」

  3. おはようございます!
    今回の話を聞いてみて、
    「顧客満足」
    「フレーム化」
    「先手」
    それらの根底には如何にその事について考えたかがあると分かりました。
    その問題について考えて、解決方法をいくつも考えることでシップのプロになれると思うので、この意識を持って業務に取り組みます。

  4. おはようございます。

    ウェブクリエイトチームとして、プロジェクトを任せて頂くことがゴールではないと思いました。

    直接お会いしたことのないお客さまの良さや問題をディレクターからどれだけ汲み取ることができるか、汲み取りきれない場合は伺うなどして、制作に取り組むことが大切だと思いました。

    作っただけで満足せず、+αで考えられるよう常に目標のための行動を忘れずに、意識していきたいです。

  5. おはようございます。

    キーエンスは20代で車が買えて、30代では家が買えて、40代で墓が建つというのを聞いたことがあります。そんなキーエンスが高収入のわけがなんとなくですが分かった気がします。

    「常に考え続ける」こと、この考えは動画でも必要なことだと思います。動画を作る上でお客様の問題を解決するフレーム、デザイン、表現はなんなのか。自分が自信を持ってこの問題を一番考えてきたと先輩方に言えるようにこれから考える力つけていきます。

  6. 入社当時のSHIPWAYで「なぜを5回問う」が好きでした。今日のキーエンスの考え方にも繋がりますね。問い続けると、不明点や都合が悪く見ようとしていなかったことにも切り込む必要が出てきます。さぼると碌なことが無いので、今日も心の中で問い続けながら考えを深めます!本日もよろしくお願いします!

    • なぜを5回問う は
      けっこうハードなフレームワーク
      だとわかったので取り下げましたが
      ものにすると最強ですね

      長島さんの
      WSPメンバーへの”考えるサポート”
      ありがとうございます

  7. おはようございます!
    つい言われたまま回されたままで作りがちですが、その顧客のことを一番考えているのは自分だ!と言い張れるほどたくさん考えたいと思います。
    考えることも、誰かの知識を見て考えたふりをするのではなく自分の頭でしっかりと考えたいです。
    梅雨も開けて体温より暑い日が続きますね;くれぐれも皆さま熱中症対策万全で、お体に気をつけていただきたいです。

    • 自分がお客様になったときは
      素人なりに希望的に思っていることはいうけど
      プロはそれを理解してもらって、自分のための
      最高の解決方法を提案して欲しいと内心期待しています

      素人の言いなりになられると
      「なんだかなぁ」と、、、

      この期待が超えるべきハードルです

  8. お客様の問題解決のために考える中でうまくいかなくなったときに俯瞰してみてみる
    といった社長のアドバイスを実行することで徐々に考えることでの答えの目線がちょっとずつ上がってきたと実感があります。
    後は、考えたふりにならないように気をつけていきます。

    • 通常の営業の場合だと、考える営業は
      考える1 事実を把握する
      考える2 要素を分解して、つながりを把握する
      考える3 プラスの可変要素を見つけ、シミュレーションする
      *1~3まで一緒に進んだらお客様から応援いだだき、ヒントをもらえる 
      考える4 ヒントの答えを加えたロジックを組み立て提案(微修正あり)     

      へぼ営業は「考える1」がない

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