ビフォーアフター社長日記

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正しい仕事はシンプル 6月16日 SHIPの朝礼


おはようございます。6月16日SHIPの朝礼を始めます。毎日いずれかのチームと「フレーム化」についてのミーティングをしています。今期方針としてわざわざ取り上げているくらいなので、根の深い課題を抱えた方針です。
 
シップは創業以来、「顧客満足」を掲げてきた会社です。今期のメインテーマが「顧客満足に全集中」である通り、まだまだ課題だらけではあります。冒頭の「根の深い」原因は、「フレーム化」と「顧客満足」を、対立概念にとらえてしまう思考習慣があることです。修正を試みているのは、本来は「顧客満足」の手段として「フレーム化」があるということです。
 
今日の冒頭の画像は世界を一変させたと言っても過言ではないデザイナー、その名はジョナサン・アイブ氏、iPhneをはじめとするアップル製品の誰も見たことのなかったデザインを生み出した人です。

氏の名前をタイトルにした「ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」には下記の言葉が紹介されています。

「デザイナーのくせにこんなことを言うのはおかしいけれど、デザイナーがこれみよがしにしっぽを振っているような製品を目にすると、いやになるんだ。僕の目標は、シンプルなもの、持ち主が思い通りにできるものだ。デザイナーが正しい仕事をすれば、ユーザーは対象により近づき、より没頭するようになる」

 氏が「デザイナーがこれみよがしにしっぽを振っているような製品」とは、間違った顧客満足の観念の上に生み出されたデザインのことだと思います。当社でもよくあるのは「顧客がこういっている」をそのまま作ろうとすることですが、その類のことだと思います。
 
 「僕の目標は、シンプルなもの、持ち主が思い通りにできるものだ。デザイナーが正しい仕事をすれば、ユーザーは対象により近づき、より没頭するようになる」
 
 真の顧客満足は「顧客が思い通りにできるもの」です。当社のケースにあてはめると、顧客の戦略やビジネスプロセスに乗っかり、日々のメンテ・運用も容易で、試行錯誤がしやすく、成果を出しやすくするものです。

 「デザイナーが正しい仕事をすれば、ユーザーは対象により近づき、より没頭するようになる」
 ここでいうデザイナーは当社でいえばWebデザイナーだけではありません。最初に戦略を提案した営業にも「しっぽを振っている」態度ではなく「正しい仕事」を行うことが求められます。納品後最も頻度高く係わるWebサポート部門の人も同様です。

 正しい仕事は「シンプルなもの」です。iPhoneのデザインのシンプルさ、操作のシンプルさは従来の同様のガジェットの複雑さからまったく別次元であり、シンプルすぎて一瞬心配になりますが、そのうち直感的な操作に何の不自由もないどころか、心地よさすら感じるようになります。

 以上、ジョナサン・アイブ格好良すぎます。みんなで近づいていきましょう。この書籍もお薦めです。これで本日の朝礼を終わります。


18 コメント

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  1. 正しい仕事は「シンプルなもの」

    あ、この店いいな。
    この感覚が大事で、こねくり回して自分のフレームで考えたものは思い付きでつながらない。
    地域で顧客の支持を得て、シェア率が高い企業はシンプルな顧客ファン化の施策を繰り返し行っていて、時流が変わると柔軟に対応してルートを見直し、対応しています。
    このシンプルな考え方こそ、重要で、正しい仕事につながる。

    • どんなお店がいいですか
      どんな料理がいいですか
      を聞いてその通りにされても
      なんだかなぁです
       
      インテリアに対する考え
      料理のポリシー、レシピ
      は店側が持っておくもの
      マーケットフィットを計測しながら
      店側が調整していくもの

      上書きする必要があります

  2. おはようございます!

    顧客が求めている=顧客満足に繋がるにはならないのだと思いました。
    顧客にしっぽを振るのではなく、物事を本質的に考えて俯瞰で見ることが必要だと感じます。正しい仕事をすることが、先日のお話にもあるようにプロフェッショナルに繋がりそうです。

    メンテなどで納品後のサポートを行うことが多いので、正しい仕事をする事はもちろん、正しい仕事ができるようなサイトになっているのかについても考えながら行います。

  3. おはようございます!

    時間をかけて凝りに凝ったもの=お客さまが満足するものではないと思いました。
    「こんなに頑張ったんだから〜」
    「これだけの時間とアイディアを費やしたから〜」
    は、お客さまにとっては関係ないことで、いかに意図に沿ったシンプルでいい仕事をするか、だと思います。

    つい時間をかけて1つの仕事をしたときは上の例のような気持ちになってしまいがちなので、本当に見るべき点(この仕事が自己満でないか)を忘れないようにしていきます。

  4. おはようございます。

    先日自分が1ヶ月前作っていたものは作品であり、SHIPは商品を作っているというFBを湯沢さんから貰いました。

    自分の作りたいものではなく、お客様にとって必要なもの。しかし、お客様が言った通りのものではなく、意図に沿ったもの。
    真の顧客満足を目指すためにこの意識を常に持って動画作成に努めます。

    また時間という限られたフレームでどのように表現するか。ここも合わせてSHIPの動画基盤を作っていきます。

  5. おはようございます。

    お客さまがこれからどのようになりたいのか、そうなるためにはどのような問題があるのかを、理解することは大切なことだと思いました。

    デザインの構成を考える際、可愛いから、物足りないからという理由ではなく、サイトの構成から色や写真まで、ひとつひとつに意図を考えることはお客さまだけではなく、エンドユーザーにとっても心地の良いサイトになってくるのではないかと思います。

    相手の意図を理解し、くみ取る力をつけられるよう、小さなことも吸収することを意識し、成長に繋げたいです。

    • たまに距離をおいて、目的のための
      「仕様化」(フレーム化と同じようなことですが)を考えてみると良いです

      思いつきから始まる発想から離れられます

  6. おはようございます!

    今までいかにお客様の意図を汲み取りそれをPSTにアウトプットすることができるか、ということを最優先で作成を行ってきていたので、顧客が求めている=顧客満足に繋がる、というわけではないと気づき衝撃を受けました。
    たしかに冷静になって考えると、本当に作るべきはお客様の問題解決に必要なものであり、それはお客様が言っていることを再現することではないと思いました。

    真の顧客満足を目指すためエゴなお客様満足になってしまわないよう、常に心にとどめておきたいです。

  7. おはようございます!

    UI・UXを突き詰めたappleのデザイナーだからこそたどり着ける言葉ですね。
    日々業務に追われていると、つい深読みすることなく、言われるがままに作業してしまうこともあります。
    ですがお客様の言われていることを営業やディレクターがよく理解し咀嚼して、渡していただいているバトンなので、作る側として責任を持って制作に当たりたいと改めて思いました。
    正しい仕事が何なのか再認識して、シンプルを意識したプラスαの提案をしていきたいです。

    • たくさん同じようなものを作っているから作るのに慣れている
      ももちろん必要ですが
      たくさん同じ目的を顧客と一緒に追求してきたから鉄則が身についている
      が、正しい仕事をするたの基本姿勢です

  8. よりシンプルに伝えることで、相手に伝わる感覚が最近はあります。
    きっと頭に入りやすいのかと思います。

    難しい言葉はいくらでもありますし、細かい内容の話に入ることもできますが
    それだと相手は買う選択ができなくなることも、まだ感覚ですがわかってきました。

    AからBにすることで、今のこの部分の問題が解決される。そのための投資がいくら。

    • 点でとらえると、前後がわからないので複雑になる
      流れでとらえると、前後も予想できるのでシンプルになる

      複雑になったら間違っていると判断して、入り口に戻ることだと思う

  9. 顧客とだけでなく、社内でもですが、
    解決したい問題に対して、複雑に考えない、いかにシンプルに問題を捉えるか。
    思考もシンプルにし、余計な時間をかけないためにも問題の目線がずれてないかを第三者にもチェック。
    声をかけをしていく。

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