ビフォーアフター社長日記

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フレーム化とフレームアップデートについて 6月3日 SHIPの朝礼


おはようございます。6月3日SHIPの朝礼を始めます。6月第1週ですから方針「フレーム化とフレームアップデート」について話したいと思います。

話は変わりますがこんな報道がありました。Yahooニュースのリンクの引用なので、閲覧は期間限定になるかと思います。

外部へのメール等「全て上司が事前確認」職員による情報漏洩が今年既に6件の富山県 知事が再発防止策発表

富山県庁では、職員による情報漏えいが今年に入り6件と相次いでいます。
新田知事は陳謝した上で、当面、上司がメールの内容を確認するといった再発防止策を発表しました。

要するにミスが多く発生しているので、担当者と上司の二重チェックを施し、ミスの防止にあたるということです。

抽象化するとすべての業務にあてはまると思って描いた冒頭の絵でいうと、実装フェーズで問題が起こるのでテストをしっかり完璧に行いミスをゼロにしようということになります。違和感を感じたのですが、県庁ですから優秀な方がたくさんおられるのだろうと違和感は引っ込めます。それはそれとして、当社でも問題発生後に「二重チェック」さらに「三重チェック」が現場の対策として上がることが多いと思います。みなさん経験済みだと思いますが同じ工程を二度三度と増やす対策はなかなか成果にいたりませんし、そのうちチェックがはずれて元に戻り、また同じミスが起こるということも経験済みだと思います。二重チェック対策は緊急な短期間の場合のみ有効な手段です。

ミスが発生したら「仕様」にミスが発生しない「仕様」を加えることです。不具合が発覚したときに、マネージャーがフォーカスして欲しいのは、この箇所は今まで何度も行ってきた部位なのか初めて行う部位なのかの把握です。多くの場合、「初めて」の場合だと推測されます。次に「初めて」が意図的に考え抜かれた「初めて」なのか、現場担当者の思いつきの「初めて」なのか、多くの場合、思いつきの「初めて」ではないでしょうか。

らーめん二郎では「ニンニクマシマシ」が仕様化されていますが、普通のラーメン屋でアルバイトが思いつきで「ニンニクマシマシ」に対応しようとすると、時間はかかるわ、ニンニクが辛すぎるわ、盛りが汚いわとかえって不評を呼び込み「金かえせ」になることすらあるでしょう。ニンニクマシマシは仕様化して取り入れるか、絶対やらないか、現場責任者は最初からどちらかに決めて現場に徹底しておく必要があるのです。

この仕様化を今期方針では「フレーム化とフレームアップデート」と表現しています。仕事の改善は毎日の振り返りです。うまくいったことは「仕様化=フレーム化」して再現性を高める。不具合が発生したら個別対応、イレギュラーを疑うこと、そのうえで上流の「仕様化=フレーム化」に再発しない「仕様」を組み込むことです。

以上、本日の朝礼は勝手にニンニクマシマシしちゃだめよという話でした。


19 コメント

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  1. すぐにニンニクマシマシ会議を開いたりマシマシチェックを増やしたりしてしまい、結果時間やチェック事項を無駄に増やし自分の首を絞めてしまうクセがあります。

    基本的に同じ業種分野を支援している中で”初めて”の場合は少なく、思いつきの”初めて”に振り回されている。
    自分自身で防げるところをやりやすいほうに逃げて生み出してしまっているなと反省しました。

    問題があれば必ず上流、仕様の見直しを行う。
    その視点をあらためて自身に叩き込みます。

    • やっとこの問題(ウィルス)を目視できるようになってきました
       
      マシマシウィルスに効くワクチン(フレーム)で
      ウィルスを無効化しましょう

  2. おはようございます!

    朝会や〆会などに参加していると、このフレーム化とフレームアップデートは全員が取り組んでいると感じます。

    ミスが起きた際には、ミスが発生しないフレームにアップデートしフレームをより良いものに作り替えていく。これを個人の作業に関しても身につけていきます。

  3. 「フレーム化とフレームアップデート」

    エラー、ミスはシステムの問題で個人の問題ではない。
    俯瞰的に現象をとらえてどこによどみがあるかを整理して仕様を修正する。
    現象にフォーカスをすると、点の対応になり、何の問題解決にもならないことを理解して、毎日振り返り、フレームになっているか?問題ないかをチェックしてアップデートする。現象のチェックや対応を増やさないこと。

    • ヒューマンエラー論に基づく安易な二重チェックに逃げるのを制止して
      難易度は上がるけどシステムエラーの観点から「仕様のアップデート」に取り組む
       
      これをカルチャーにして当たり前にしたいね

  4. おはようございます。

    毎日WSPの朝会〆会で先輩社員がミスがあったので二重チェックや別の対策を行っているのでフレーム化、それに伴ってのアップデートを行なっていることを実感しています。

    よく湯沢さんからは点ではなく線でと言われます。フレームを作ってミスがあれば、そのフレームをアップデート。そこでこのミスはそれで終わりと端的にやってしまうと点になる。ミスが次回以降なくなるように線にしていく必要がある。
    ここは今後気をつけて行きます。

  5. おはようございます!

    インスタグラムの投稿を作っていると、フレーム化の重要性を実感します。
    「どんなデザインにしよう」と初めのフレーム作りはかなりの時間を要してしまいます。

    「フレーム」
    と聞くと、ここから外れてはいけない
    。基準、正解でなくてはいけないと思ってしまいますが、フレームを作っても、都度都度アップデートをしていけばいいと考えると、フレーム作りに対するハードルも下がるような気がします。

    フレーム化だけでなく、フレームアップデートも意識していきます。

    • フレームは
      五七五七七みたいなものです
      もともと黄金率のような遵守した方がよい枠があり
      その中の工夫で無数の表現が可能になります

  6. おはようございます!
    自分は航空事故の番組をよく見るのですが、被害が甚大であるがために、航空産業では徹底的に検査をフレーム化して、人為的ミスがあってもシステムで阻止できるように組まれていると思います。
    それでもそのフレームを無視したり裏マニュアルなどを優先したりで、事故は起こっているのが現状ですね。
    フレームから外れず、ミスを減らすこと・よりよくしていくことが重要と常々感じます。

    • そのとおりですね

      フレーム無視・裏マニュアルは
      バイトの思いつきのニンニクマシマシです
      本人の自己満足を満たす以外は、マイナスでしかありません

  7. 見込み開拓や商談、WMMなどもしっかりフレームでとらえて振り返ることで
    次の再現性を高めていく、問題が起こらない工夫をアウトプットし、また改善。

    点で見てしまうとどうでもいいところに時間を使いがちになりますが、
    流れでとらえて優先的なところから改善して行くことをイメージして毎日取り組みます。

    • フレームの中で流れで考える
      そうすると案件ごとの流れのポイントが見えてくる
      そこにフォーカスすればあらかた解決するということができるようになります

  8. まだまだ視点が点になっているとフィードバックを受けます。WMの仕様が決まっている以上、あとは実行のみですがなかなか身につかないところは改善したいです。
     しかし、上長への相談をし、日々の細かなアウトプットを繰り返して自分のレベルをあげていくためにフレームを利用していくとよいとアドバイスを受け、見えてきた気がします。習慣化して意識を変えていくことでフレームを身に着けます。

    • ものごとは点で存在していないからね
      時間でも、空間でも、意識でも、前後とつながっています

      フレームは起承転結のようなもので
      共有化された流れです

      「承」だけ言われてもわからないでしょ?
      だから流れに従った方がいいのです

  9. お疲れさまです!

    ミスをしないための対策をとりあえずその場で考え、後々になってまた同じミスをしてしまう、という経験をよくしていました。

    入社してから、どうしたらミスをしなくなるのか、ミスをした時はどう対応するのかなど、深掘りして考える時間を振り返りの時間や日報でいただいています。

    この先、同じミスを減らすフレーム作りを行えていたんだと、ありがたく思いました。

    これからも自分のミスと向き合い、フレームをアップデートすることを、これからのために続けていきたいと思います。

  10. その場の思いつきでマシマシにしないためにはフレームで流れを見て振り返る。
    おそらくやることを増やす、がやりやすい解決だが、流れで見たときには結局何重のチェックをするというよりも、
    流れの中の節目(タイミング)と
    目利きがある人(ミス、漏れ、なんかこれだめじゃないかを気付ける人)でやらないと、ミスや漏れ自体が見つからず、結局ミスが無くならないと思う。

    目利きがある人はその言語化、
    目利きがない人はその言語化されたことの練習と反復かとおもう。

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