ビフォーアフター社長日記

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半径◯メールの支持率を上げる 5月19日 SHIPの朝礼


おはようございます。5月19日SHIPの朝礼を始めます。今日のお題は「半径◯メールの支持率を上げる」です。

東京で最も行列のできる料理店のひとつである「挽肉と米」のメニューはひとつ「挽肉と米 1,500円」、ご飯おかわり自由、挽肉(ハンバーグ)は90gを3個まで頼めます。開店と同時にお客が途絶えることはない人気店ですが、ここで食事をするためには朝9時に配布される整理券を現地で並んで受け取る必要があります。そんな手間をかけるよりも時間を区切って、スマホで予約を取れるようにすればいいのではないか、と私のような浅い人間は考えてしまいますが、朝早くから並んで整理券を受け取るシステムを変えないのは、そうすることによって、近隣の顧客の占める割合が高くなるからだそうです。スマホ予約を入れると噂を聞きつけて遠くから、一度しか来店しない早いもの勝ちの人が増えてしまって、近隣客を遠ざけてしまうのでそれを避けるためだそうです。最も大切にするのは末永く利用いただく近隣客。半径◯メールの支持率を上げることが永続的に繁盛店を続ける成功法則です。

Youtuberとかインフルエンサーでない限り、SNSでバズっても意味がありません。小商圏事業者はインスタの地図やGoogleMapで探している人が流入したときに、「あぁ、あの店か。結構評判いいんだな」と思ってもらうことに全集中することです。まずは半径100mの「第一想起」になること、これはハードルは低いですが、半径500mとなると結構世帯数が増えます。半径2kmだとどうでしょうか。半径5kmだとどうでしょうか。

第一想起に関してはこのブログ参照

Web広告は実質的に配信を完全に絞り込むことは難易度が高いですが、Webサイトの商圏記載はできるだけ絞ることをお勧めしています。機会損失を恐れる人もいますが、むしろ近隣に絞ってそこ商圏での認知・評判を上げることの方が長い目では得策です。「第一想起」のターゲットエリアは後から陣地を広げるように拡張させていくことはできます。この逆の方針は「兵站線が伸び切る」とよく戒めに使われますが認知がないところで戦おうとするとエネルギーをつぎ込む必要があります。常勝ナポレオンが負けたのも冬のモスクワまで兵站線を繋げられなかったからでした。

毎日Webマーケティングミーティングでお客様とコミュニケーションをとっていただいていますが、これぞ「近隣」です。相手の真のニーズにアンテナを立てて、「半径◯メールの支持率を上げる」を徹底してください。

以上で朝礼を終わります。


13 コメント

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  1. 「半径◯メールの支持率を上げる」

    以前、関西の企業様から、

    チラシは何百万枚も撒いてるのに、近所の人がうちを知らなかった

    という話が印象的で、以後、認知度が高いと思わないようにしています。知らない方に、いかに知っていただくか?
    シンプルに範囲狭めて接点を増やす。

    • 創業の頃は、近場をはいずりまわって開拓していたと思いますが
      そのうち担当者がルーティンでチラシを撒いて数字しかみなくなると
      そんなことが起こると思います

      その隙間を埋めるのが当社の役割だとも思います

  2. 反響が減ると範囲を広げたくなる方も多いですが、前のブログにもあったように、
    シップとのミーティングで原点回帰してもらう。

    反響減はいくつかの要因が重なってるので、点ではなく線にして面で捉えながら
    無駄な策、目先の策で顧客の信頼を無くさないように気をつける。

  3. おはようございます!

    挽肉と米、何度かチャレンジしたことがありますが整理券取れずに断念しました。
    そのような戦略があったとは知らず、どんなことでも事情があるのだと思います。
    何故だろうと疑問に思ったことは、積極的にその疑問を解決すると新しい発見があるのだと考えました。

    範囲は広ければ広いほどいいわけではなく、目的に対して論理的な戦略を立てて実行することが大事だと思いました。

    これを忘れずに業務を行います。

  4. おはようございます!

    アナログの整理券制にしているお店はいくつか知っていますが、
    てっきりお客様に「これだけ苦労してお店に入れるんだから(きっと)絶対おいしい(はず)…。」という暗示をかけるためだと思っていました(笑)そんな仕掛けがあったんですね。

    確かに、特に飲食店は流行り廃りが目まぐるしく変わるため、
    一時的なブームより、ずっと来てくれる近隣のお客様を大切にすることは、お店を長く続かせていくには大切だと思いました。

    広報という外に発信していく立場としても、
    心に留めておきたいと思います。

    • 暗示もあるでしょうね(笑)
      並んだ時間がサンクコストになるので
      間違ってないです

      広報は「情報を届ける仕事」です
      ・届けるべき情報を
      ・届くべき対象に
      ・届ける
      よろしくお願いします

  5. おはようございます。

    挽肉と米は一時期Tiktokでずっと動画が流れていました。最初の方は認知という部分でPRをインフルエンサーに頼んでいたのではないかと思います。

    動画に関してですが自社サービスを認知させていくというところで、範囲の部分でまずはお客様に知ってもらうための動画を作ること、ここをまずは目指して今はインプットとアウトプットしていきます。

  6. 僕の家の近くにセブンイレブンがあります。
    大通りからも外れており、住宅街にあり20メートル先には安いスーパーや100円ローソンなどが在ります。ですがいつ行ってもすごく混んでいます。

    理由はオーナーが、近隣のお客さんに愛想よく、たくさん話しかけています。近隣の方のために休憩できる場所まで作っています。
    地域密着型だなといつも思っていますが、半径◯メールの支持率を上げるところでは参考になるなと思っています。

    思い付きにならず今週の朝礼を自分の体験含め話せるようになっておきます。

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