ビフォーアフター社長日記

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今日は入社式 4月1日 SHIPの朝礼


おはようございます。4月1日SHIPの朝礼を始めます。今日は新入社員が入社する日です。学生から社会人になるというのは人生の一大イベントで、入社式の前日は眠れないほど緊張したという記憶のある人もいるかもしれません。一方「学生気分」というと受け身で教えてもらうのが当たり前で責任感がない姿勢を思い浮かべると思いますが、昨日まで学生だった新卒の新入社員はそんなものです。過去の自分たちもそんなものでした。これは断言します。そんなふんわりした人がビジネスという喜ばせ競争に面白さを感じ、お客様に興味を持ち、一人では大したことが出来ないことに気づき、仲間の大切さを知り、プロジェクトのリーダーシップを発揮するようになるのですから、この成長プロセスほどワクワクするものはありません。
 
さて、今日の朝礼は入社式で僕が話すことを先にここに書いておきます。

昨今新卒就業者の離職率の高さが話題になることが多くなりました。わが社も例外ではありません。それどころか平均より高い水準でそのことが推移しているとさえいえます。
何故だと思いますか?
原因はどこにあるのでしょうか?

僕の未来予測はだいたい当たります。ホントですよ(笑)。
この高い新卒離職現象はそろそろ終わります。理由は?
カルチャーが変わっていくからです。

皆さんは今日の午後から研修に入ります。少し基礎的な研修を行ってからそれぞれの部門で実務につきます。例えば、Webサイトの制作に配属される人がいますが、このWebサイト制作は昨年までは納品が予定より遅れるのが当たり前でした。理由は遅れる原因があり、それは防げないと心の底で信じていたからでした。
昨日で第1四半期を終えましたが、昔の名残のある1件のプロジェクトを除いて納期通りに納品できています。理由はお客様満足実現のため、納期に間に合い、かつ満足いただけるようチェックを繰り返しながら進行したからです。そんなカルチャーに変わってきたからです。
 
またサポート部門に配属される人もいます。そこは以前はネット広告費などお客様のお金を預かり運用するサービスなのですが、「使いすぎた、会社で補填してください」とか「運用スタートを忘れていた、運用費をお客様に返して下さい」などミスが顕在化し、サービスの解約が多発していました。しかしこの1年サービス売上は順調に右肩上がりです。何が起こったのでしょうか? 発想が変わり、カルチャーが変わったからです。
 
新卒生が成長の手応えを感じられるカルチャーにこれから変わっていきます。
そのためには新卒の皆さんにもわかっておいていただきたいことがあります。3つのことを今日ここで頭に入れてください。
わかりましたか?

ひとつめは、「仕事=問題解決」を覚えてください。仕事とは誰かの何かの問題を解決することで感謝され、対価をいただけます。大学に入るときに塾や予備校に行ったと思います。「大学に入る」という問題を解決してくれそうだから受講料を払ったし、それがかなったら感謝したと思います。このシンプルな式が成長への入場券です。
 
ふたつめは、「アウトプットすること」です。問題解決のフェーズは、状況を理解して、問題を把握して、問題解決のプランを提示し、了承を得たプランを実行して、修正しながら成果に近づけることですが、これらすべてがアウトプットです。ところで入社前に採用プロジェクトのアルバイトをやりましたよね。中途半端な終わり方をしました。アウトプットが弱かったからです。何故弱かったというと、依頼している人のスケジュール感などの都合を考えていなかったからです。社会人になってアウトプットを出せなくて苦しんでしまう人が少なくないですが、実はシンプルです。依頼者が何を考えているか、優先順位は何かを理解して、それに向けたアウトプットをすれば評価されます。それだけです。
 
みっつめは「スピード」です。スピードが速いって、それができたらベテランなんじゃないですかと思うかもしれません。その通りです。ここでいうスピードは日本語でいえば「拙速」と言います。ある要求に対し、1日以内で反応すれば品質のハードルは低くて許されます。そこですり合わせができるので、次の修正は要求に合致したものに速く近づけます。しかし1週間かけてしまったら要求ハードルは上がります。スキルの低いうちはこのハードルを超えるのは難しかったりします。だから「拙速」なのです。
 
新人の皆さんが「仕事=問題解決」、「相手の意図に沿ったアウトプット」、「拙速」、この3つを心がけて前向きな姿勢でチームに合流して、良いカルチャーにしたいというメンバーとパワーが交じりあったら、会社全体のカルチャーもポジティブに皆さんのおかげで大きく変わっていきます。
楽しみです。
 
以上、入社式講話を本日の朝礼で予習していただきました。本日も一日よろしくお願いします。


8 コメント

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  1. 4月1日は毎年初心を思い出す日。思い出して自分の成長を感じて、かかわってくれた方に感謝する日です。入社頂く新入社員を育てていただいたご両親に感謝し、お預かりする責任と、成長していただくことでお返しをしていき、シップのミッションを体現できるようなチームにしていきます。

    • 4月1日と創業記念式典
      会社イベントとして初心に立ち返る機会
      「役に立つ」わけではないけど、「意味のある機会」
      何よりも自分自身をリセットする機会だと思います

  2. 10年勤続表彰、ありがとうございました。
    毎年、4月1日は初心に帰る場ですが、プレゼンの機会を頂き10年間を振り返った時、一番伝えたいと思ったのは『感謝』でした。
    支えてもらっている家族、友人、お客様、仲間に感謝して、11年目も成長していきます。

  3. 自分が入社してからちょうど1年が経ちました。あの日から1年経過したとはとても信じられません。時が経つのが早く感じますが、1日1日を大切にしていきます。
    新入社員の方々の活気ある様子を見て、自分も誰かの笑顔のために全力を出していた在学時代と、入社時の気持ちが少し甦ってきました。

     ・仕事=問題解決➡誰かの役に立って笑顔にする。
     ・アウトプット 100点でなくても課題解決のためにできることをする。
     ・拙速  自分のレベルを問わず迅速に対応する

    これらの考えは今お客様の信頼を積み重ねるのに、顧客理解と合わせて重要な事項だと身をもって実感しています。今期のテーマとしてもとりあげて、より自分のTODOにも落としこんで前向きに取り組み精進します。

    • >・アウトプット 100点でなくても
      >課題解決のためにできることをする。

      間違いではないけど
      アウトプットは相手がいること、
      相手の意図を読むこと
      この要素がアウトプットの品質を決める
      ここをわかって欲しい

      単なる素振りは、筋肉の鍛錬にはなるけど
      打てるようにはならない
      シチュエーションを考えて、素振りをすることで
      打てるようになる

  4. スピーチを行わせていただき、
    改めて自分の成長や自分の仕事を見つめなおす機会になりました。
    誰かの問題を解決して喜んでいただく。
    シンプルな頭で取り組んでいきます!

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