ビフォーアフター社長日記

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分析とは比較である 3月4日 SHIPの朝礼


 おはようございます。3月4日SHIPの朝礼を始めます。ロシア危機で値上がりがじわじわと来てますね。ウクライナは小麦の大産地だし、ロシアの天然ガスや石炭に対する日本の依存度はそれなりに高いようですから。やはり緊張感が漂います。インバウンドだとか爆買いだとか言っていた時代が懐かしいですね。今日のお題は「分析とは比較である」です。昨日のKOMAZAPを受けて、またこのテーマを取り上げます。

 仕事柄「分析」の場面は多いですが、分析というと細部を説明するという思考習慣になっていることをみかけることがあります。
「今月の広告運用は予算◯◯に対して、反響◯件、CPA◯◯となっています、詳しくいえば、、、」、間違ってはいませんが、「で?」となります。僕自身も顧客の立場でたいへん有名な大手企業の人からこのような説明を受けたこともあります。きわめて最近ですが「で?」となりました。

 「点」だからです。「線」にしてAとBを比較して、どのような理由でA(過去)がB(現在)に変化したのかに対して納得のいく説明をされると、B(現在)からC(未来)を作り出す仮説が信憑性を帯びますし、顧客が期待しているのはあくまで変えられる未来をどう作り出すかなので、点の詳細はそこそこにして、線での推移と変化と要因で比較しながら「分析」を施す必要があります。

 当社の強みとして同業種の同じ種類の課題に取り組んでいるので、A(過去)からB(現在)の良い変化を起こしたファクトは守秘義務は堅持しつつ抽象化して役にたつものはたくさんあります。何故AがBになったのか、普段からこの変化を要素分解して、時系列ごとに要素を比較したり、構造的な要素の違いをしたり、そのうえで結果の変化の内容を説明できるようになることです。

 以上、分析とは比較であるでした。この言葉は安宅和人さん著『イシューからはじめよ』を読んで知りました。参考まで。


10 コメント

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  1. シップが提供させていただいているサービスはWEBプロモーションで、顧客の持っている基本価値をWEBプロモーションで拡張することです。
    拡張する基本価値を抑えて、何をWEBプロモーションで拡張していくか?を決めて実行して、その結果を推移でみて、計画との差異の改善を検討して、改善施策を決定・実行しています。
    Aを抑えてBとの変化からCを予測する。
    これを繰り返しやっているので、過去やったことの抽象化したある程度実証された施策を転嫁ししていくことでCを達成する。

    この繰り返しですが、思い付きのCを仮説や根拠なく決めてAはもとよりBも知らない状態で、顧客の「こうしていきたい」を点で受け取って実行してしまう。
    これを何度も何度も寄り添って繰り返し意識して鍛錬することでスキルが上がります。
    誰も置き去りにしないように、お客様の役に立つメンバーを増やしていきます。

    • >思い付きのCを仮説や根拠なく決めてAはもとよりBも知らない状態で、
      >顧客の「こうしていきたい」を点で受け取って実行してしまう
       
      カルチャー的に「カッコ悪い」になれば進みますね

  2. 昨日は事前相談ありがとうございました。

    A(過去)→B(現在)現場に寄り添って仮説と検証で作り上げてきた変化=結果。
    専門特化しているから、再現性のより高い抽象的な原理原則に近づけることができ、C(未来)に対して近づきやすくなる。

    理想と現状の自分は、まだまだ顧客理解が浅く点思考で乖離がある状態なので、理想の姿を実現できた未来から逆算して、現在の行動を変えていきます。

  3. 単に数値を言うだけでは自分でみればわかること。しかし前回から推移で見てどう変化したか?を深堀すると、要因を知ることや投資肯定にもつながり、話の幅が一気に広がると思いました。

    「検索がきている」という事象にいたっても、三ヶ月推移で比較する。「広告を見る」としても他社と比較する。比較や推移でみることは経験のない自分では必須の考え方かと感じます。

    • 自分が得意なこと、スポーツでも趣味的なものでも
      一足飛びに出来なことを基礎もなしにやって失敗している初心者をみると、
      「こうすればいいのに」と思うのではないでしょうか 
          
      自分は今Webサポートの初心者だと思ってください
      基礎の基礎
      まずは相手を知ること、知ろうとすること
      しったかぶりをしないこと
      その実践として今日の朝礼を読み返してみてください

  4. KOMAZAPの中で分析は比較すること。
    この部分を学んできたのでだいぶその癖がついてきたと思います。

    次はどういった要因でそうなっているか。
    この部分はまだまだお客さんの理解ができていない部分があります。変化要因を決めつけず、お客さんとはこの部分の変化について一緒に分析し、一緒に次の対策をとれるようなイメージを持っていきたいと思います。

    あと来週からイシューから始めよ
    改めて読み返そうと思います!

    • Aとbに違いがあったら
      ①現象を構成する要因
      ②どの要因が変わったか
      まずはこの①②の習慣
      次に
      ③抽象化して他の事象にもあてはめて①②の考察の検証をする
       
      経験の少なさだけを理由にしないで、構成要素を推察するトレーニングをすればいい

  5. A→Bになったを数字だけでなく
    実際にアテンションからフローを辿った中で、結果を数値で推移と比較をする。
    数字の推移だけになると
    数字あそびになるので、
    実態を踏まえた推移と比較をすることが習慣になるように反復していきます。

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