なぜ住宅リフォーム業支援なのか
おはようございます。2月14日SHIPの朝礼を始めます。昨日今日とまたしても東京は大雪の注意報が出ていましたが大丈夫そうですね。エリアによっては積雪もあると思いますので足元には気をつけるようにしてください。
今週は、当社が住宅リフォーム事業者支援を行う理由について、社員の皆さんと共有していきたいと思います。月曜日の今日はちょっと退屈かもしれませんが、経済全般の背景を一緒にみていきたいと思います。
人口減少
最初に人口減少のことです。2021年12月の人口統計
によると日本の人口は1億2547万人です。現在22歳の方が40歳になる2040年には1億356万人から1億1130万人の間になるだろうと予測されています。https://tinyurl.com/yc3bme6m (国土交通省サイトより)18年間で約1500万人減少するということは、単純に割り算すると年間約80万人が減少していきます。新潟市が約78万人、東京都練馬区が約75万人ですから、この規模の市や区がひとつなくなると考えると少しだけ想像しやすいと思います。日本の人口のピークは2008年の1億2808万人ですから、13年間で年間約21万人減少しています。
世帯数推移
人口減少と相関比例しない現象は世帯数が2020年ころまで増えていることです。内訳の変化をみると、2000年には夫婦と子から成る世帯の割合が全体の31.9%と最大でしたが、2025年には24.2%と下がり、一方単独世帯が2000年27.6%から2025年34.6%と上がり最大比率を占めるようになっています。
空き家の増加
人口減少に伴って空き家比率は増加しています。平成 30 年住宅・土地統計調査 結果の概要 総務省統計局によると平成30年・2018年の空き家戸数は84.6万棟、全住宅に占める割合は13.6%になっています。総住宅戸数の増加と単身世帯が増えていることでこの比率はある程度抑制されていますが、刻々と空き家の蓄積は進んでいます。
今日は経済の大枠の話ですが、これほどの変化が進行していますので、人の生活の基本中基本である衣食住の消費も供給も変わります。
「住」においては、不動産業・ハウスメーカー・工務店による「住宅」というハードの供給の役割が需要に占める割合が大きかったのですが、それが「リフォーム・リノベーション・メンテナンス」というソフト・サービス側の需要にシフトが進んでいきます。
今日はここまで。私たちが関わる「住」の世界のことを、現在だけではなく、過去と未来をつなげて把握していくとともても面白いよ、ということで明日に続きます。今週も一週間よろしくお願いします。
2022年2月14日 at 9:08 AM
現場で、ホームページの打ち合わせをしていると、デジタルの世界だけに目が行きがちですが、自分たちが何の問題解決をして、業界に貢献していくのか?という視点をもってお客様とお打合せさせていただくことで、より踏み込んだ問題の解決にもつながっていきます。大きな数字も押さえて、どのような変化がかかわっている産業に起こっているのか?という視点は大切ですね
2022年2月14日 at 5:33 PM
三人の石工
の例え話と重なるところがありますね
2022年2月14日 at 9:53 AM
誰のどんな問題を解決するか。
その上で現在を点で見ず、過去の推移と変化を踏まえて未来を見据える思考が必要ですね。
業界・お客様・生活者を俯瞰してみて、推移・変化から未来の仮説、実行と検証。
ぶつ切りにせず、一つの流れで抑えていくことが大切だと思います。
2022年2月14日 at 5:35 PM
10年後はどうなっているか?
というテーマでディスカッションするのもいいと思いますね
2022年2月14日 at 12:47 PM
卒業研究で空き家の問題について行ったことを思い出しました。地方は空き家率が高く、都心は件数が多かったと思います。地方では空き家の比率が増えていく、リフォームなどへのシフトは、実家周辺でも身近に実感しています。昔からそこでやってる会社、地域とのつながりが多い会社さんはちょっとお願いするなどにしても強いなと思います。その辺の感覚もお客さんと目線合わせられるいいなと思いました。
2022年2月14日 at 5:37 PM
問題・課題を認知すれば
潜在意識に「解決」がプログラムされる
ふと答えが浮かんできたりする
その意味で普段から大きな問題・課題を考えておくことは
必要なことだと思います
2022年2月17日 at 8:35 PM
ハードからソフト・サービスへ。
人口減少・高齢化による需要と供給の変化は、「住」においても重要なテーマですが、「衣」「食」など他の産業も変化を迫られますね。
志を同じくする事業者が地域や業種の垣根を超えて連携して問題解決に当たる。
先日のHaLAの構想が思い起こされ、それが必要とされる時代を生きていくのだなと思いました。