ビフォーアフター社長日記

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仮説・検証思考とは 2月9日 SHIPの朝礼


仮説・検証思考とは

おはようございます。2月9日SHIPの朝礼を始めます。今日のお題は仮説・検証思考とはです。

すべての仕事に通じる絶対法則

営業・製作・サポート・管理のすべての仕事に通じる絶対法則は次の2つです。
1)仕事とは問題を解決すること
2)仕事は時間や予算などリソースの制限の中で行うこと

いつもの2軸4象限フレームにあてはめると、x軸がリソース、y軸が難易度になりますが、右上が難易度の高い仕事を少ないリソースで完遂すること、左下が難易度の低い仕事に多くのリソースを割いてしまう状態になります。

仮説・検証思考

右上を目指すのであれば「仮説・検証思考」をトレーニングして身につけることだと思います。誰もが初めてとりかかる仕事はあってそのときはとりあえずやってみるところから始まります。3通りか4通りか網羅的に試してみてその中で良さそうな解決方法を見つけてそれを仕事の成果とします。しかしそのやり方で取り組む初めての仕事で成果のボーダーラインを超えることは相当レアです。ダメ出しされても「それはそうだな」と言われた方も納得すると思います。そのような経験を踏まえて、その仕事の要素を分解できるようになって、構造がAとBとCとわかってくると失敗した要因はCが足りなかったことで、AもBも十分だったと把握できるようになると要素Cのレベルが要求を充たすレベルにして、A・B・Cを組み合わせると問題解決になると仮説が導き出せます。あとは仮説通りに実行して結果検証して、成功に再現性が認められれば、その人はその仕事ができるようになったといえます。初めてのことに取り組むときにも今までの経験からその仕事の要素分解をして仮説を組み立てて取り組むようになると、その人の生産性は急上昇します。

先に答えをみる正解思考の蟻地獄


私たちの仕事のWebマーケティング運用は、結果を解析ツールですぐに見ることができます。だから結果をもとにそこに至るプロセスを改善しようとすると、膨大な要素の組み合わせに脳内CPUはパンクして、自動的に極めて少ない慣れた手法を繰り返すことになります。これでは4象限右下の蟻地獄にはまったまま出てこられません。
自分たちは運用している変数を知っているのだからそれに基づいてエンドユーザーの立場でプロセスを見て、そこで現状把握を仮説的に導き、解析ツールの結果と照らしあわせ自分の仮説の答え合わせします。答えが間違っていたら、仮説を作り直し、自分の思考回路を修正し、次の仕事からは修正した仮説立案を行います。その繰り返しにより、2軸4象限の右上「が難易度の高い仕事を少ないリソースで完遂すること」ができるようになります。先に答えをみてから問題を解こうとする正解思考では、いつまで経っても左下から抜け出せません。

チームで仕事をすることが多いと思います。それぞれが仮説・検証思考を意識して声を掛け合っていくといつの間にか成果が見違えったように良くなります。

以上、仮説・検証思考とはでした。本日も一日よろしくお願いします。


4 コメント

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  1. 俯瞰的な視点での仮説思考。仮説を事実を見て正しいか検証して評価する。これは訓練して身につくなと改めて感じています。
    先日YOUTUBEで見たことが印象的に残っています。
    山本五十六はパールハーバーを見たことがある。という仮説を文献から事実を導き出して正しさを証明していました。この思考はなかなかできないと思いますが、その回路を持っていれば出来ることだと思いますので、日々鍛錬していきます。

    • >山本五十六はパールハーバーを見たことがある
       
      それは凄い! 
      仮説の解像度を上げろというメッセージなのだと思いますが
      スポーツ選手なんかはそうなんでしょうね
       
      我々にとってのパールハーバーは「顧客の満足した顔」
      そのプロセスの解像度を上げていきましょう

  2. 「仮説・検証思考」昨日のおひさまレシピ振り返りの件で
    まだまだ身についてないと気づきました。
    仮説=意図、これが先にあり、このプロセスと結果を振り返る。
    再現性があるのは、結果ではなくプロセス。
    作戦を立てて、プロセスをお客様と共に作っていく。
    日々のMTGの中でトレーニングしていきます。

    • 小学生でもドリルの答えを先にみても問題を解けるようにはならないよね
       
      問題を解いて、答え合わせをする
      正しい問題の解き方を身につけるために答え合わせをする

      似ているようで身につくスキルは全然違うだろうことは経験上わかると思います

      コメントありがとう

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