ビフォーアフター社長日記

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パレートの法則とは 2月1日 SHIPの朝礼


パレートの法則とは

おはようございます。2月1日にSHIPの朝礼を始めます。

今日のお題は「パレートの法則とは?」です。

昨日のニュースですが、セブンアイホールディングスが百貨店の西武とそごうを手放すことに決めましたね。セブンアイホールディングスはもともとはイトーヨーカ堂という衣料品店からスーパーマーケットと総合小売業態として成長してきましたが、この40年ほどはコンビニの王者セブンイレブンの高収益性により、西武やそごうのような老舗の百観店を傘下に入れる小売王国だったのですが、コンビニ中心にリセットするという方針を実行するようです。今日のお題とも関係しますが、ざっくりと2割の店舗や人員のコンビニが、グループ全体の8割の利益を稼いでるのではないでしょうか。調べてはいませんが。

また先週の報道でしたが、EC最大手の楽天の流通総額が、日本の百貨店全店の合計を超えたそうです。時代の変化です。如何ともしがたい流れです。

 

パレートの法則とは


パレートの法則はご存知ですか? 別名2:8の法則ともいいますが、例えば2割の顧客が8割の収益に貢献するとか、2割の商品が8割の売上(利益)に貢献するとか、様々な現象に当てはめられます。この手の法則は、あまり厳密に捉えずに、現象をざっくりと把握するときに用いると役に立ちます。Wikipediaでは次のような事例が掲載されています。

・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ば すには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行うほうが効率的である。

・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。→ロングテール

・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。

・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。

・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。

・住民税の8割は、全住民のうち2割の富裕層が担っている。

・プログラムの処理にかかる時間の80%はコード全体の20%の部分が占める。

・全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。

 

パレートの法則の応用


早くも1月が終わりましたが、ぜひ振り返ってほしいのは、何に時間を使ったかです。全社方針がでて、部門方針がでて、それは理想ですから現実とのギャップはあります。だからこそギャップを埋めるための「重要な課題」から取り掛かる必要があります。

おそらく数でいえば2割ほどしか占めない「重要な課題」への取り組みが、収益的には8割に影響します。重要な課題を後回しにして、目の前のやりやすいこと、緊急なことに時間を費やしていると、時間を使ったわりに成果は得られません。

 

2月は28日までの短い月です。重要な2割を見定めて、その解決にしっかりと力をあわせて解決して行きましょう。

以上、本日も一日よろしくお願いします。


3 コメント

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  1. お客様に提供しているサービス継続率が満足度の置き換えと考えて、お客様に時間を使う部門は「何が喜ばれるか?」を意識して、無駄な仕事をした振り返りが重要と思います。
    目線はお客様主体で。継続してお打合せいただく時間をいただけるのもありがたいことで、必要なお役立ち情報をこれからもコミュニティでもお打ち合わせでもご提供できるようにしていきます。

  2. >お客様に提供しているサービス継続率

    継続的に同じ基準でカウントしている数字は嘘をつかない
    サービス総額分の解約額を1%、2%と下げることで
    顧客満足とやりがいにつなげていきたいですね

  3. 重要な課題を後回しにしてやりやすいことからやってしまう。
    制作の部門長時代からフィードバック頂いていたことでした。
    先に時間枠を決めて重要な課題に立ち向かう。
    それ以外の仕事は楽しみながら生産性を上げる。
    時間配分と商談数・契約数のKPI。
    数字でカウントしながら、進捗させていきます。

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