ビフォーアフター社長日記

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バックキャスティングと今期の基本方針 2022年1月13日 SHIPの朝礼


おはようございます。1月13日SHIPの朝礼を始めます。

毎月月初に前月に仕事の大小を問わず納品させていただいたお客様に対し「満足度調査」を送らせていただいています。一覧は社内クラウドに掲示していますが、ご満足いただいている感想もあるし、厳しいご指摘もいただきます。私たちの仕事のゴールはお客様の「良かった、ありがとう」です。厳しいご意見は「これじゃダメだけど、頑張れよ」の応援メッセージです。そんなもんかなというお客様、すっかり失望したお客様からは返信をいただけません。

今期の企業方針のひとつ「先手でそこまでやるか、マインド」はこのようなお客様の「良かった、ありがとう」の声をゴールに置こうということです。自分がお客様の立場になったときに余計な言い訳は聞きたくありません。それより早く問題解決して欲しいと思います。問題があるなら即座に解決に動く、お客様に見せる顔はDerukui(問題解決)オンリーです。

バックキャスティング

このようになりたい姿、起こしたいことがらをイメージして、そのゴールから逆算して発想することを「バックキャスティング」といいます。仕事があまりはかどらない人の企画は「いつからやります」が多いですが、仕事をこなせる人の話からは「いつまでやります」さらに「どのように終えます」を受け取ることが多いです。仕事が捗る人は自然とバックキャスティングが行われているということです。

三人の石工

ピータードラッカー氏が「マネジメント(下)」で紹介している「3人の石工」の話は有名なのでご存じの人も多いと思います。

三人の石切り工の昔話がある。彼らは何をしているのかと聞かれたとき、第一の男は、「これで暮らしを立てているのさ」と答えた。第二の男は、つちで打つ手を休めず、「国中でいちばん上手な石切り
の仕事をしているのさ」と答えた。第三の男は、その目を輝かせ夢見心地で空を見あげながら「大寺院をつくっているのさ」と答えた。

お客様からのありがとうがゴール

第三の男だけが「大寺院の完成イメージ」からバックキャスティングして仕事をいることがわかります。お客様の「ありがとう」からバックキャスティングして仕事にあたりましょう、これが「先手でそこまでやるか、マインド」の本質です。また引用したドラッカー氏の著作タイトルは「マネジメント」です。その中で「第三の男こそ、本当に「経営管理者」といえるのはいうまでもない。」と言ってます。第一の男は、「一日分の公正な支払に対し、一日分の公正な仕事をする」人であり、第ニの男は「熟練技能」であり、潜んでる危険についても書いています。

職人とか専門家といった人は、実際には、石を磨いたり、脚注を集めたりしているにすぎない場合でも、何か大きなことをやっているのだと気負い込んでしまう危険がある。

あらためて、お客様からのありがとうをゴールにしていきましょう。

それでは本日も一日よろしくお願いします。


1 コメント

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  1. 朝礼ありがとうございます。
    僕は エンジニアというポジションで
    特に 第二の男?に陥りやすいと思うので 注意しないと と思います。

    今日も、自分の仕事に対して、
    常にゴール(お客様の「ありがとう」)を目的にして
    そこからのバックキャスティング思考になっているか確認しながら、
    第三の男として取り組みます。

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