ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

ターゲットは今目の前にいる客


東京にいて目の前に飲食店が見当たらないということはありませんが、ついわざわざ足を運んでしまう店がいくつかあります。食べログなどにも有料掲載ではないので、素っ気なくしか載っていない店が多いです。

 だいたい自分と似たような客が多いので、客単価は経験から推測して、席数と回転数と営業日数を掛け算すると売上も予想出来ます。僕は年に5~6回通って、そのたびに平均2~3人は連れて行きますので、年に20名分くらいの売上になります。席数20、営業日数25日×12ヶ月×2回転=客数延べ12,000人、客席稼働率5割くらいが損益分岐点と仮定すると客数6,000人。僕のような客を300人確保すればいいことになりますが、実際はその半分くらいでも、連れていってもらって気に入ったリピーターやふらっと入る客もいるので、だいたいいつも心地よい程度に賑わっています。僕がこれらの店に行く根拠は広告でもSNSの評判でもなく「自分の評価」です。

 Googleで検索すると様々な評価が目に入ります。消費者は広告の情報よりも実際の客の評価に関心があり、ネット上の評価によって消費活動が動いているのも事実であり、ネットの評価を作り出すビジネスも出てきています。ステルスマーケティング(宣伝目的の投稿やなりすまし的な投稿)や虚偽記載すらあります。しかし作り物の評価は長くは続かないと思います。

 ビジネスの本筋は目の前のお客様を喜ばせることです。評価は派生です。ドラッカー氏の有名な格言『マーケティングの理想は販売を不要にすること』に従うと、マーケティングは今目の前にいるお客様をターゲットにして喜んでいただくことに集中することで、販売を不要にする活動とも言い換えられると思います。お客様の喜びが最強の宣材であり、マーケティングの真髄になります。


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