ビフォーアフター社長日記

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「今日を迎えるのに76年かかった」


 もう10年以上ご縁をいただいているスターリィマンのはせがわファミリー主催のイベントにお招きいただき、間近に見る透明感のある大判の絵に心が洗われたようになりました。特別講演として上甲晃先生のお話を聴講しました。とても心に響いたのは、「今日を迎えるのに76年かかった」というお言葉でした。

 上甲先生は、松下幸之助翁が85歳で設立した松下政経塾の理事・塾頭、常務理事・副塾長を歴任された方で、現在は全国五地域で「青年塾」を開催して実質無償で人材育成に取り組まれていらっしゃる方です。

 「歳を取ることを楽しみにしている。今日を迎えるのに76年かかった。今日が本番。」と毎朝、心を整えていらっしゃいます。

 会社を経営していて、以前はうまくいっていたことが、問題レベルにまで悪化している場面に遭遇することがあります。そんなとき、その事象に消極的に、そして厭になっている自分がいたりします。上甲先生のお話を聞いて、そんな自分が恥ずかしくなりました。今日という日は新しい日で、問題も含めて、今日を迎えるために今まで生きてきたと心を整えればよかったのです。

 中村天風翁も「運命を拓く」に書いています。

人生は心一つの置きどころ。
人間の心で行う思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする、というのが人生支配の根本原則である。
思い方や考え方が積極的であれば、積極的なものが出来、消極的なら消極的なものが出来る。
何事においても、そのときの心の状態が、成功を生み、また失敗に追いやる。
 
 講演の中でもうひとつ「真理」だとあらためて思ったことがありました。喜びや癒やしに関することです。
 
「人を幸せにする努力がかなったら喜び、癒される。」
 
 こうした考え方の先に「志」があるのだと思います。
 春に満開に咲く桜を観て、「誰がこの桜を植えたのか」に思いを巡らせば、桜を植えた人の志を感じているということです。「人を幸せにする努力」を続けていくのみ、と思った素晴らしい機会でした。


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