ビフォーアフター社長日記

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キングダム~秦の始皇帝嬴政の大事業から考えること


11月24日映画「鬼滅の刃」の興行収入259億円を越え、255億円の「アナと雪の女王」を抜いて国内歴代3位になったそうです。おめでとうございます。映画は第2弾3弾と続きそうですが、原作のコミックは12月4日発売の23巻が最終巻になります。

#予約しました。

個人的には23巻完結はちょうどいい長さだなと思いますが、果てしなく続きそうな人気コミックもあります。秦の始皇帝(BC259-BC210)の中華統一を将軍李信を主人公に展開するキングダムです。現在59巻ですが、史実と照らし合わせると、完結はまだまだ先になりそうですので、僕も含めたキングダムファンの本棚には、秦の始皇帝が築いた万里の長城のようにコミックの背表紙が並ぶことでしょう。


ところで万里の長城の長さをご存知ですか?
#僕もググってます

2012年6月中国の国家文物局の調査結果として2万1196キロと報告されました。秦の時代には5000キロだったそうですが、里は中国では0.5キロですので、始皇帝時代は「万里」だったのです。ちなみに日本の長さは3000キロ、北海道の北端から沖縄の南端に至るまでの距離です。これと比べるといかに途方もない建築物かわかると思います。
#でもこれを作ったんですね
#事実

何故こんなことが起こったんでしょう?

と徒然に考えてみました。
#正解ではないよ
#自分で考えてみよう


万里の長城という圧倒的な建築物は何故出来たのか?
この「何故」は3つに分解されます。

 
背景と目的と方法です。

中国は広大な大地に、黄河と揚子江のふたつの大河が流れています。大河は肥沃な土地と農作物の収穫を恵む一方で、氾濫して災厄や様々損害ももたらします。為政者にとっては治水と灌漑がその地を治めるにあってはきわめて重要でした。またそこで産まれる食料や財産は、常に外部の騎馬民族等からの侵略の危険にさらされていました。
このふたつの脅威は群雄割拠する国々単独では解決できない問題です。大河の治水工事と騎馬民族の侵略からの防御は中華平原の人々にとっては共通の難解な課題だったわけです。課題の解決には力を結集して、それを成し遂げる英雄を必要とします。秦の始皇帝はそんな背景のもとに中華統一の使命を担って時代に押し出されました。
かくして万里の長城を築いて騎馬民族の侵入を防ぐことを目的とした大事業は、打ち負かした他の国の財産や奴隷や技術等を用いて力ずくで成し遂げられました。また鄭国渠(ていこくきょ)に代表される治水事業は、農業などの一次産業の生産性を向上させ、秦の財政基盤の安定化に寄与しました。
#鄭国はもともと韓の間者。
#秦に大規模土木工事を起こさせ、人力と財力を注がせようしたことが発覚して処刑されそうになった
#治水事業の意義を唱えて処刑を免れ、結果として秦に利益をもたらした

次にその方法ですが、多くの人をひとつの目的に向かわせるためには情報の共有が必須になります。当初、宗教的な儀式の情報共有から生まれた漢字はこのような大事業遂行に大きな役割を果たします。始皇帝は李斯に命じて各地でバラバラだった漢字の書体を「小篆」に統一します。
これで広大な大地で膨大な人同士の意思疎通が飛躍的に向上したことはいうまでもありません。さらに後漢時代に蔡倫(AD50年?-AD121年?)により、紙が発明されます。紙に書かれた漢字はさらに大事業の遂行に寄与したことは想像に難くありません。
#李斯はキングダムでも渋い役回り
#さらには印刷技術、蒸気機関や電気も人間の生活を変えたよね


現代は、もともとは軍事的な必要性から通信網が整備され、そこにボーダレスな通商や知財の交換の需要が乗っかって、インターネットが生まれ、その基盤の上には多くのプラットフォームやアプリケーションが誕生して、個人個人は興味や必要や欲求のおもむくままにパソコンやスマホでそれらを利用することが日常化し、GAFAMという巨大企業が短期間に中国を除く世界を征服するようになっています。さしずめAmazonの巨大なフィルフルメントセンター(物流倉庫)が万里の長城のようなものかもしれません。歴史の背景と目的と方法を考えていくと面白いけど、止められないので。

 
キングダム60巻は2020年12月18日発売です。

以上徒然に。


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