ビフォーアフター社長日記

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情報を料理するレストラン


12月10日のことです。東京青山のレストランに3人で行き、若いウェイターに席に通してもらいました。

「ウィスキーコーク3つね」
「はい、かしこまりました。今日は何かおありなんですか?」
「永ちゃん(矢沢永吉)のライブの帰りでね」
「私の父もファンでした」

そのあと食事やワインをオーダーして、さきほどまでのライブの話や何やらでとりとめもない会話を続けていたところ、私たちの席の周辺のBGMが矢沢永吉メドレーに変わっています。

「さすがだね」などと談笑して、メインの肉料理が出てくるときに添えられたエプロンには、よく見ると胸のあたりにこの日のライブのロゴが貼り付けられているではないですか!

こんな気遣いの中でライブの余韻は心地よくしびれるかのように続きました。デザートタイムのカフェオレには、矢沢語録のラテアートを3人3様で出していただき、食事の最後まで余韻は続きました。


感動経営コンサルタントの臥龍先生曰く、「カシータは情報を料理してくれるんだ」。
レストランの名前はカシータ、この日お連れいただいたのは臥龍先生です。このサービスを表現するのに、これ以上的確な言葉はないと思います。

レストランは食事を提供する場です。食事とは空腹を満たす物理的な食材調理から、最高に幸せな気分になるという精神を満たすレベルまであります。

後者の目的のためには、食事そのもののレベルや空間や食器など食事以外のレベルを良くする、という方向はもちろんありますが、それだけでは足りません。顧客の記憶に深く刻まれるのは、この経験のように顧客の「情報」が料理されたときなのです。

このことはすべての仕事にあてはまると思います。
「基本仕様+お客様の情報」がお客様の価値査定の真実です。
しかし
「お客様の情報」≠「お客様が言ったこと」
もまた真実です。

おせっかい、かつ謙虚に、お客様に喜んでいただくことに躊躇せずにトライしていくことでのみ、この感性は磨かれていくのだと思います。全サービス業種の業績アップのコツを学ばせていただきました。


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