ビフォーアフター社長日記

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働き方改革に取り組む 


この2年くらい、僕の世間話の中での最多ワードは「働き方改革」だったと思います。本質的な生産性向上の議論はそれほど多くなく、昭和の長時間労働容認というか礼賛時代の思い出話とか、ウツの話とか、社内での価値観の相違による不具合のこととかにずれまくることがほとんどでしたが。ここで自分なりに働き方改革の考え方をまとめてみたいと思います

働き方改革は、「モチベーション×エンジニアリング」による生産性向上をはかっていくことだと思います。

モチベーションという単語も扱いが難しく、有名なマズロー理論、マクレガーのX理論Y理論、ハーズバーグの動機付け・衛生理論そして派生する様々な理論がありますが、シンプルに定義すると個人の働くことに対する価値観と仕事のフレームを同じにすることではないかと思い至りました。

ある尊敬する若手経営者が働き改革に対してジョークも込めて
「もし、イチロー選手が『1日の素振りは100回まで』と制限を受けていたら、グローバルで活躍する人材にはなっていないだろう。」と話していてその通りだと思いましたが、『1日の素振りは100回まで』を選択する人もいるわけです。全員がイチローになりたいわけではありません。

全員が「イチローを目指す人」でもないし、全員が「1日の素振りは100回を選ぶ人」でもないし、人にはライフイベントや体調の変化などもあります。モチベーション維持およびアップのためにはモザイクのように多様な働き方の選択を用意する必要があるのだと思います。イメージとしてはハーズバーグが提唱した「フレックスタイム制」や自由に福利施策を選択させる「カフェテリア・プラン」や働く場所も選択、雇用形態も選択するという形になっていくのだと思いますが少しずつ具体化していきたいと思います。

また働き方改革といえば、僕の旧職場がマスコミにもよく取り上げられます。その会社は残業カットした人に報償として賞与を出すとかの施策が有名になりましたが、根本的な業務改善は業務プロセスを現場まかせにせず、開始前に経験値のある人が細かく見直すことでした。この作業は今後AI的な仕事になっていくと思いますが、実際の現場でのプロジェクトの「Do」が実際どうだったか、事前の計画とどのように違ったか、その原因は何か、など現場のフィードバックを必ず行い、修正プログラム化することがより大事です。生産性が上がっていくこと自体が、モチベーションアップの要因にもなると思います。

働き方改革は「モチベーション×エンジニアリング」ということで、あとは実行していきます。


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