ビフォーアフター社長日記

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世界幸福度ランキングとDERUKUIのすすめ


3月20日国連による世界幸福度ランキングが発表されました。

 日本は156ヶ国中、58位でした。1位フィンランド、2位デンマーク、3位ノルウェイと北欧諸国が続きますが、アジアの国では台湾25位、タイ52位、韓国54位、香港76位、中国93位です。

 僕は2008年から数年間HaLA(Happy Life Alliance)と命名した幸福度を上げることをテーマにした研修会を行っていました。残念ながらさしたる成果は上げられませんでしたが、こうしたランキングは積極的に紹介していこうと思います。

 このランキングは、以下の6つの指標((1)1人当たりの国内総生産(GDP)、(2)社会支援、(3)健康寿命、(4)社会的自由、(5)他者への寛容性、(6)汚職の無さ)と(7)「ディストピア+レジデュアル」の合計値で成立しています。

 日本は、(3)は世界2位、(1)1人当たりの国内総生産(GDP)は24位と上位に入っています。worldhappiness.report記載のグラフをみても、(1)~(4)までは上位の国々にひけをとりません。(6)汚職の無さは39位とそれほど低くないですが、(5)他者への寛容性は92位と底に沈んでいますがここまでは。しかし問題は(7)ディストピア+レジデュアル(Dystopia + residual)が極めて低いことです。この項目は(1)~(6)の要素の「残り」、つまり顕在化されていない要因とでもいえばいいかと思います。(1)~(6)もその国の人による主観評価ですが、(7)は非常にあいまいなものの主観評価です。

 ぶっちゃけこの質問は「あなたは幸せを感じていますか?」という質問に近いのではないかと思います。つまり日本は顕在化されている要因ではそれほど悪くないのに、自分たちが「幸せではない」と思っていると読み替えてもいいと思います。この見方は僕がHaLAの活動を試行錯誤していたころに結論づけたことと変わっていませんし、国連発表のレポートであらためて確認できました。

  内閣府調査の国際比較で満13~29歳の若者の意識でも日本人はネガティブ度世界一でした。これをもって謙虚という言い方もあるとは思いますが、そうだとしたら謙虚さは捨ててもいいかもしれないですね。一人ずつ「出る杭は打たれる」のDERUKUIになることが幸福度を上げる最短コースかもしれません。


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