ビフォーアフター社長日記

人々が幸せになる住まいと暮らしの文化(ハッピーライフ)を創造する。

普通を突出レベルまで磨くとオンリーワンになる


 「うわぁっ、美味い!」と思わず声が出そうになったのは、炊いたご飯、いわゆる白飯を口に入れたときでした。「銀シャリ屋っていうご飯がすごく美味しい定食屋があるよ」と聞いて出向いてみたものの、僕は秋田の農家の生まれで大のご飯好きです。ですので期待のハードルは随分と上がっていたのですが、予想を超える美味しい銀シャリに感動し、ほくほくと一粒も残すまいと、ペロリといただきました。

 その定食屋さんは大阪府堺市の「銀シャリ屋 ゲコ亭」、飯炊き仙人と呼ばれる名人の技が伝承された店です。僕はお昼の12時前に入ったので席に空きがあったのですが、12時を過ぎると行列ができていました。お店に入るとアルミのトレイを渡されて、テーブルに並べられている焼き魚や煮魚、お惣菜を好きな分だけ取り、最後にご飯と味噌汁をよそっていただいて席につき、あとでテーブルをまわってくる店員さんがお勘定をしてくれて食後にレジで支払う…という方式です。その時僕はカキフライとおひたし、しらすおろしとご飯と味噌汁で1300円でした。おそらく朝食や昼食では安くはない値段だと思います。お店にいたお客さんは僕のような物珍しさで来た人も多少はいたと思いますが、並んででも食べに来た人たちのほとんどは近隣の方々のようでした。

 「こういうやり方があるんだな」と、気づきがありました。ご飯(白飯)は定番メニュー中の定番メニューです。このお店でも「御飯」は150円でした。白飯が美味しいお店はそこら中にありますが、突出して美味しいとそこにフォーカスするので、全体としてお勘定が多少高くなっても納得感も満足感も得られますし、定番品だからこそ、飽きることもありません。

 商品やサービスを開発するのに、オンリーワン志向で頭を絞るのはマストなことではありますが、オンリーワンは今までに無かった新しいものにしかないのではなく、当たり前のものをオンリーワンレベルまで突出させることでも創れます。むしろその考え方の方が本質的なオリジナリティを出すことができてみんなが面白く取り組めますし、何よりお客様に喜んでいただけて、儲かります。よし、我社の銀シャリを考えよう!


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