ビフォーアフター社長日記

人々が幸せになる住まいと暮らしの文化(ハッピーライフ)を創造する。

良い写真とお客様のストーリーの重要性


 ドラッカーの『断絶の時代』より、有名な一節を引用します。

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 マーケティングは顧客からスタートする。顧客の現実、欲求、価値から始まる。「われわれの製品にできることはこれである」ではなく「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足はこれである」という。

 マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。だが、ほとんどの企業がマーケティングのことを、製品を売り引き渡すことによって報酬を得るための体系的な活動としか理解していない。

 「販売とマーケティングは逆である。同じ意味でないことはもちろん、補い合う部分さえない。何らかの販売は必要である。だが、マーケティングの理想は販売を不要にすることである。」
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 この主張の背景にあるのは、我々はまだまだマーケティングをセールスの拡張として間違って認識しているという現実です。WEBマーケティングは完全に顧客が自由な状態で展開されますので、ドラッカー博士のいう「マーケティングは顧客からスタートする」のルールが当てはまります。その意味では「WEBマーケティングは、顧客メリット(コンテンツ)を狙ったターゲットに拡散(プロモーション)する活動」と言い換えても良いと思います。抽象的な話はここまでです。実際にリソース(労力・時間・予算)もきわめて限られていることが多い住宅リフォーム会社における具体的な実務としては、どうなるのでしょう。

 コンテンツは、通常写真とテキストで出来ています。

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 この中で最も生産性が高い(インプットに対するアウトプットが大きい)のは、「良い写真」だと思います。写真が良ければ閲覧者の注意が向けられ、中身に興味が湧きます。写真が良くなければ、スルーされるか、低い価値に評価されることが多いです。良い写真をさらに良くする要因は「テキスト」です。テキストは説明ではなく、ストーリーです。コンテキスト(脈絡)と言ってもいいと思います。フィギュアスケートに例えると、ステップやスピンなどで構成する流れがテキスト、大きく加点が伴うジャンプにあたるのが写真と言えるかもしれません。

 建築、とりわけ住宅リフォームは、物売りではなく顧客理解を起点にするビジネスです。顧客メリットが表現されたコンテンツが豊富(リッチ)な状態を作り、ニーズや嗜好に合う顧客と出会うためのプロモーション活動を商圏内で予算内に継続して行う仕組みを作ることで、マーケティングが販売と重なり溶け合っていくイメージになっていきます。

 繰り返しますが、唯一の現場でしか撮影できない唯一の良い写真とお客様との出会いから、喜びに至るストーリーの重要性がきわめて高いです。

代表取締役 小松信幸


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