今年発刊のビジネス書としてはベスト3の売上という
「1分で話せ」の著者、伊藤羊一さんの講演に行ってきました。
「1分で話せ」は狭く表現すると「コミュニケーションにより生産性を上げるコツ」だし、
広くいうと「自己実現全般に通じるスキル」だと思います。
伊藤さんがこのテーマを追求しようとしたきっかけは
ノーベル賞受賞者の山中教授の言葉だったそうですが、
ググってみたら『「プレゼン」力 ~未来を変える「伝える」技術~』
(著:山中伸弥/伊藤穰一)の記事が出てきました。
この本の中で山中教授は科学者の仕事を
「研究内容が50パーセント、それをどう伝えるのかが50パーセント」と表現しています。
えぇ~ノーベル賞受賞者が「研究内容50%、伝えることが50%」なんですか!!と
思いましたが、「伝わらなかったら、存在しないことと同じ」ということは
ビジネスの現場ではしょっちゅう身をもって経験していることでもあります。
言ったつもりでも聞いてすらもらっていないことは実は数多くあります。
聞いてもらったと思っていても相手からしてみたら「ふ~ん」みたいなことで
「◯◯さんが何かしゃべってた場にいた」というレベルであったり、
内心「それは違うな」と思わせたままだったりします。
伊藤さんが紹介していた
ボストンコンサルティンググループ菅野氏の資料からの引用です。
コミュニケーションは聞き手が決める
こっちが言った ≠ 聞いてもらえた
聞いてもらえた ≠ 聴いてもらえた
聴いてもらえた ≠ 理解してもらえた
理解してもらえた ≠ 賛成してもらえた
賛成してもらえた ≠ 腑に落ちて行動しようと思ってもらえた
なるほど!「こっちが言った」のゴールを相手の「行動」におくと、
ギャップはこれだけあるということを理解することがスタートですね。
コミュニケーションは相手が動いてもらってナンボです。
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