ビフォーアフター社長日記

人々が幸せになる住まいと暮らしの文化(ハッピーライフ)を創造する。

市場価値を持て!


 10月1日は内定式でした。台風の影響で中止や延期の会社もあったらしいですが、弊社は来春入社予定の11名の学生さんに集まっていただきました。今年は人手不足、少子化を背景にした超売手市場と言われてきましたが、採用活動ではそのことを実感していました。しかし、80年代終盤のバブル期の超売手市場のときの学生さんとは明らかに違う面も感じていました。当時は三菱地所がロックフェラー・センターを買収したり、東京の地価価格でアメリカが2個買えるなど本当に浮かれた空気が蔓延していましたし、学生さんも妙に勘違いした人が多数いましたが、今は全然しっかりしていて現実的です。

 平成25年に、内閣府が日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象として実施した「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」では、自己肯定感の低さが話題になりました。「自分自身に満足している」と答えた人の割合が、アメリカは86%、お隣韓国が71.5%に対し、日本は45.8%。「自分には長所がある」はアメリカが93.1%、韓国が75に対し、日本は68.9%。心の状態で「ゆううつだと感じた」という問いには、アメリカは41%、日本同様に勤勉というイメージのあるドイツが36.9%に対し、日本は77.9%。将来への希望(を持っている)の問いには、アメリカが91.1%、韓国が86.4%に対し、日本は61.6%です。職場への満足度はアメリカが72.2%、ドイツは79.3%に対し、日本は46.1%となっています。

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 1990年の世界の名目GDPシェアでは、日本は13.7%、アメリカの26%についで2番目であり、世界の7から8分の1の経済力を持っていました。これが2017年には日本は6.1%、アメリカ23.3%、中国15%に次いで3位になっています。なかなか自己肯定感を持てないのは、こういったことを背景にしているのかもしれません。

 個人単位での平均年収は、日本は1995年、2005年、2015年と比較するとそれぞれ445万円、440万円、415万円と右肩下がりになっています。アメリカは円換算ではそれぞれ460万円、546万円、658万円。韓国は1995年は77万円と、当時の日本と比較すると5分の1程度だったのが、2005年に219万円、2015年は385万円という推移です。

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 こうした流れを頭にいれて自分自身の30歳、40歳、50歳と、それ以降をイメージしていくことが必要です。僕からの若い人へのアドバイスとしては、市場価値を持て!です。市場価値を持つためには、分野を絞ってトップクラスに入ること、その中でさらに狙った分野でトップクラスに入ること。ふたつのトップクラスをかけ合わせた人(情報、スキル、人脈など)は希少かつ価値があります。このときにあまりにも継続可能性や拡張性の少ない分野に迷い込まないことは肝要です。その意味で絶対に無くならない「住」分野で、今後増加していく既存住宅のリフォーム需要を担う顧客に対して、生産性向上、プロモーションのためのITサービスを提供していくという弊社のポジショニングは間違いないとますます確信を深めています。

 世の中全体が尊大な雰囲気だったバブル期よりも、僕は今の方がずっと良い時代だと思います。あらゆる個人が「市場価値」を高めていくことが意識されれば、自己肯定感も高まって未来にも自信を持てるようになっていくと思います。


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