ビフォーアフター社長日記

世界一のDERUKUIになり、お客様と社会の向上に貢献します

ギャップを埋める


 先日、ロサンゼルスに行ってきました。アナハイムでは、エンジェルズ大谷選手の活躍で日本人観光客も増え盛り上がっていましたが、トヨタがテキサスへの移転を発表したトーランスはどうなんだろう…と、地元の不動産会社の社長からお話を伺いました。

0803_2

1)税制面ではカリフォルニアよりもテキサスの方が圧倒的に有利、法人も個人も比較にならないほど。
2)現地雇用の従業員は、転勤すれば継続雇用されるケースは多いが、その先の雇用に関してはあくまでパフォーマンスで判断されるので転勤しない方が多い。
3)トヨタの跡地(約45万平方メートル)利用は決まった。ショッピングセンターとオフィス、高級住宅地になる。
 
 州ごとに税制の異なるアメリカでは、企業もトータルなメリット・デメリットの判断をしてダイナミックに有利な拠点に移るのでしょう。そんな中、カリフォルニアの不動産業の一形態は、不動産(木造)を購入して、通常26~7年を最短4年で加速度的に減価償却して税務上のメリットを出すというコンサルティングと不動産仲介だそうです。償却後、転売すると利益は出てしまうので、このスキームを継続して繰り延べしていくのでしょう。

 トヨタ社移転の件も、不動産の減価償却の件も、ビジネスとしてはA点とB点など複数点のギャップを活用する、ギャップを埋めるという方法です。制度のギャップ、時間がもたらすギャップ、地理によるギャップ、俯瞰的にギャップを捉え、不利から有利に向かう流れを提供できるようにしていきたいと改めて思いました。


コメントを残す

※Emailは公開されません。

*