ビフォーアフター社長日記

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新聞販売数減少とネット媒体広告


 住宅リフォーム会社のマーケティングの定番のひとつが新聞折り込みチラシですが、ここ数年「折込数が減った」ということを耳にすることが多くあります。「この5年で2割は減ったよな」と聞いたので、調べてみました。

 社団法人日本新聞協会によると、新聞の販売部数は予想通りにじりじりと右肩下がりでした。2017年の販売部数が4200万部ですが、10年前の2007年が5200万部ですので、この間約1000万部の減少、割合でいうと2割の減少です。確かに地域によってはそれが急激に起こっているところもあるででしょうから「5年で2割減少」は本当なのだと思います。反響率が同じだとすると、分母が2割減ると反響数も2割減です。それがそのまま売上に直結する相関関係であることも多いので、深刻な事態です。 

 この原因のひとつは、スマホやタブレットでのニュースやコンテンツ配信の普及という新聞の代替手段の出現でしょう。手軽に読めるし、見出しや要約だけさっと目を通すことで十分なので、社説記事をじっくり読む必要のある人は少数派です。最近の新聞紙面がますます左派右派の両翼傾向に大きく触れているのは読者の高齢者層を意識しているからでしょうが、どちらの傾向も遠慮したい層が増えているので販売部数はこれからも下がっていくことでしょう。

 住宅リフォーム業にとっての新聞折り込みチラシの空白分を埋める手段として、Yahoo(YDN)/Google(GDN)のディスプレイ広告の運用を多くの住宅リフォーム会社様に提供させていただいております。ディスプレイ広告はその人の想定ターゲットプロフィール、閲覧履歴や検索履歴に基づいて広告システムが自動的に表示する広告です。このタイプの広告はCPC(クリックあたり単価)が50円前後で運用できるので、ひとりの認知を50円で獲得できるということになります。これは折込費用を入れた額で換算すると、7人前後にひとりがチラシを閲覧した場合のコストに相当します。新聞折り込みチラシで住宅リフォーム関係のチラシを閲覧する人の比率を測定した調査はありませんが、7人前後にひとりというのは、それほどはずれていない感じがします。そんな観察から、Yahoo(YDN)/Google(GDN)のディスプレイ広告は新聞折り込みを代替する媒体として有効だと思います。

 新聞折り込みチラシなどの紙媒体広告とディスプレイ広告・リスティング広告などのネット媒体広告を、全体の広告予算から比率を割り出して両媒体を連動させて、運用結果を計測していくことで、効率の良い配分比率をみつけられます。紙とネットの広告比率、5対5か、3対7か。7対3か、その他の組み合わせか。自社の最適解を見つけていきましょう。


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