ビフォーアフター社長日記

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ノールック買い取り


 DMM社が、スマホで撮影した画像と入力データだけで車の査定をする「DMM AUTO」という”ノールック買い取り”を、2018年6月5日に開始しました。ノールック買い取りはCASHが2017年6月28日にローンチして、16時間半で査定を一時中止したというインパクトのある買い取り方法ですが、CASHは日用品中心で決済額上限は2万円/日という範囲でしたが、DMM AUTOは車なのでもちろんそんな額にはおさまらないし、買取上限も設けていないそうです。

 これまでは有人の買取センターに車を持ち込んで査定を依頼し、買い取りセンターでは査定マニュアルに基づいて人が目視をして判定し、それをシステムに入力することで査定額が提供されました。何故、ノールックが可能になるかということですが、おそらく下記の考え方で運営されているからではないかと思います。
 
【1】想定より車両の程度が悪い場合と、想定より車両の程度が良い場合が混在し、両者のマイナスとプラスを合算してプラスになればいいと考えている
 
【2】中古車販売市場で販売してみて、買い取り査定額を実際の販売と照らし合わせて検証し、査定基準を訂正していく

 中古車販売にとっては買い取りは仕入れです。仕入れがないと販売はできませんし、当然売上は上がりません。だとしたら、仕入れの競争力を作っていくことは大事なことですし、売り手の立場でいえば査定の手間の少なさとスピードは競争力です。ボリュームとスピードで仮説・検証を繰り返していくことで、中古車買い取り分野のシェアが雪だるまのように膨らみ、リーダーシップが取れていく…というシナリオなのでしょう。
 
 さて、住宅などの不動産も、不動産テックの中で目安の価格は近隣の不動産価格から類推して示してくれるサービスはすでにありますが、ノールック買い取りはGoogleで検索してみても、2018年6月8日現在は表示されません。かの積水ハウス社でさえも地面師に騙されるという不動産取引分野では困難なことは間違いないです。しかし、仕入れが肝なのは不動産業界も変わりありません。5年も経つと不動産買取りもスマホでノールック取引が当たり前になっているのかもしれません。そしてその後、ブロックチェーンで取引履歴を管理すれば、地面師が登場する場面もなくなっていきます。


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