ビフォーアフター社長日記

人々が幸せになる住まいと暮らしの文化(ハッピーライフ)を創造する。

「買う」「シェア」「売る」の一体化


 1995年生まれの「若者」、ハヤカワ五味さん(シンデレラブラのヒットで知られるアパレル会社社長)の「若者を考察するための”視点”」をnote経由で見ることができます。

 テレビ離れ、車離れ、恋愛離れなどの現象を「最近の若者は…」と語る大人は多いですが、そのような現象は時代背景とそのときに提供されているサービスによって培われる価値観が元になっている、という考察です。時代背景のひとつは若者が「金欠」だということです。国税局の年代別給与実態統計でも、20年前と比較して年収が約30万円低く、学費や社会保障費や消費税は上がっています。それにより、可処分所得が低くなってくるわけです。
 一方で、ITの社会的普及の中で「シェアリングエコノミー」が広まり、空き部屋や自動車、服やバッグ、スキルや時間まで、シェアできるようになってきました。「金欠」×「シェアリングエコノミー」はお金がなくてもなんとかできてしまう環境を作り出し、むしろ所有しないで賢くやっている人がオシャレに見えるようになってきました。

 この感覚はモノの所有に限らず、マンガや映画、ゲームなどにも広がり、何か欲しかったら、とりあえずタダのものを探してみるという発想が当たり前になっていきます。それに加えて、手軽にフリーマーケットに参加できるメルカリなどのフリマアプリの普及で、個人が「売る」ということのハードルが急激に低くなりました。
 ネットの普及でなんでも買いやすくなったという段階から、シェアしやすくなり、さらに売りやすくなっていくという推移の中で、基底の価値観も変わっていきます。デジタルネイティブ世代は何かを買うにしても売ることができるかどうか、あるいは、どこかに旅行したり、食事に行ったりするのもインスタグラムでシェアする満足感があるかどうか、という前提が選択の基準を無意識に牽引していくのでしょう。

 住宅に携わる人間も、お客様が「買う=所有する」「シェアする」「売る」を一体化した生活提案を考えるときだと思います。


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