ビフォーアフター社長日記

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日大アメフト事件の失敗から学ぶこと


 日大アメフトの悪質タックル事件に対して、報道は憶測を膨らます方向に進み、真相に関してはモヤモヤした状況がしばらく(飽きるまで)続いていくと思われます。ただひとつ確かなことは、悪質タックルで関学のQB選手に怪我を負わせた日大の選手が謝罪会見を開いて、自分の言葉で怪我をした側が知りたいであろう背景を語り、自分の過ちを一個人として謝ったという事実です。
 
 今回の事件で僕も含めて報道に接する人たちが得たことは「過ちは、認め、謝罪し、赦しを乞うこと」が独立した個人ができる最善のことだということだと思います。謝罪された学生さんは思ってもいなかったことだと推測されますが、この会見の前後で目の前の風景がまったく変わってしまったことでしょう。

 仕事をしていても失敗はつきものです。「私失敗しないので」が決め台詞になるドラマがありますが、それはフィクションだからこそ楽しめますが、リアルの世界で失敗しない人は仕事もチャレンジもしない人だけです。だとしたら自分の失敗をどう受け止め対処するかがその人の評価を決めるといってもいいのだと思います。
 失敗すると失敗から発生する不都合から逃げ出したくなります。逃げるとは「雲隠れ」するというわかりやすいことだけではなく、失敗を認めないこと、他人の責任すること、一人で落ち込んで何もしないことの方がケースとしては多いですが、いずれも問題解決への進行を停滞させるということでは同じです。

 失敗したら、それによって止まったり方向違いになった進行を修復させることに尽力することです。そのために状況から逃げないこと、失敗を認め、関係者に謝罪し赦しを乞うことが最善です。もちろん、今回のようなタイプの失敗はしないに越したことはないしこの事件をきっかけになくなっていく方向に進むと思いますが、その意味でも日大アメフト部の学生さんの謝罪会見は物事を前に進行させたのだと思います。


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