ビフォーアフター社長日記

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現場仕事のTTPは推奨する。マーケティングのTTPは慎重に。


TTPという言葉がある。
もちろん一時期報道を賑わせたTPP(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement ) 環太平洋パートナーシップ協定のことではない。
TTP=徹底的にパクる、ということで出来る会社や仕組み、行動を丸パクリすることだ。これはとても良い方法だ。
うまく行くことも多い。

弊社では研修サービスのひとつとして会社視察や経営者講演会をずっと行っている。
研修まとめとしてTTPをお勧めすることは多かったし、現場業務のTTPは成果が出る。

先日セミナー参加者から「〇〇社のホームページを真似したいんですが、地域も全然違うし構わないですよね?
これも小松さんがよく言うTTPだと思います」と聞かれました。

僕は即座にNoと答えました。
理由はそれでは成果が上がらないからです。
その方に次のように答えました。

住宅リフォーム会社におけるホームページの役割はマーケティングの成功に寄与することです。
下記がピーター・ドラッカー氏のマーケティングの定義です。
「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。
マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」

何故ここがTTPできないのかというと、大前提として、それぞれの事業体の特徴や個性が違うからだ。

マーケティングを機能させるには、特徴・個性を競争優位性のある市場に投下することだ。
そのとき特徴・個性が「強み」になる。
従って市場を細分化して、特徴・個性が優位性を持つ特定の市場を探し出すここが必要になる。

特徴・個性が違う事業体がマーケティングの結果のTTP、つまりホームページの丸パクリをやっても成果は出ません。

現場仕事のTTPは推奨する。マーケティングのTTPは慎重に。


1 コメント

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  1. すごく勉強になります!

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