ビフォーアフター社長日記

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マーケット感覚を身につけよう


東洋経済オンラインの記事ですが、
http://toyokeizai.net/articles/-/33145?page=2
最難関資格のひとつである弁護士は資格を取っても経済的な自立はなかなか大変らしいです。

以下記事の一部です。

大手事務所に入れなくとも、せめて中小事務所の軒先を借りる「ノキ弁」になれないかと就職活動をしても、すげなく断られる若手が多く、そのため、何 のスキルも実務経験もないのに、自宅でケータイひとつで即、開業せざるをえない通称「ソクドク(即、独立)のケー弁(ケータイ弁護士)」が続出していま す。

仕事もないのに奨学金の返済はしなくてはいけませんから、彼らの最初の仕事は「自分の自己破産処理」なんてブラックユーモアがささやかれるほど。実際、5人に1人の弁護士の年収は、年間所得が100万円以下と、生活保護受給レベルにまで落ち込んでいます。

それでも、「3~4年前までは、状況はまだマシだった」と多くの弁護士は口をそろえます。なぜか??経験のない若手弁護士にも「消費者金融への過払い金返還請求や債務整理」の仕事があったからです。
(中略)
弁護士よりより安い報酬で、140万円以下の過払い金返還請求を代行することにより、弁護士の仕事を次々に奪っていきました。
こうして、過払い金返還請求の仕事をメインにやっていた若手弁護士の多くは、仕事を失ったといいます。

このようなことはビジネスの世界にはよくあることです。

とても頭の良い人たちがまじめに研究をして、他社にはないほど高度な技術を高めていったとしても、その会社の売上が上がることとは関係ありません。一方で技術はそれほどでなくても売上を伸ばす会社もあります。その違いが市場における価値を理解する能力なのかもしれません。

ちきりんさんの新刊ではこの能力は『マーケット感覚』と名付けられています。世の中で交換される価値を理解する能力は学校では教えてくれませんし、 資格もないので身につけるには、マーケット感覚のある環境にいるか、感覚のある人につくか、独学で試行錯誤するしかないんだろうなと思います。

 

マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

私がもっとも共感したのが若い人の貯蓄に触れた部分です。85Pから引用します。

特に若い人は、むやみに貯金ばかりしていては、将来に向けて必要な経験が 得られません。今年100万円分の貯金が増えたと喜んでいる人は、自分はもしかしてこの1年で、100万円分の貴重な経験を逃してしまったのではないか と、振り返ってみるべきです。「老後には何千万円かかる!」と不安を煽る記事を書いている人は、あなたの老後の心配をしてくれているわけではなく、単に貯 蓄市場の広報係に過ぎないのです。


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